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IBM News !! セキュリティ最新動向を紹介

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日本IBMにてセキュリティを担当しております。定期的にセキュリティの最新動向記事などを掲載しています。中の人の一人は、セキュリティは戦隊モノのグリーンだと思っています。※当アカウ…
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#攻撃

2年連続でアジア地域がインシデント数トップに。X-Force Threat Intelligence Indexレポート公開!

皆様こんにちは。日本IBMの藤原です。 世界最大規模のセキュリティ研究開発機関 IBM X-Force※ より昨年2022年度のサイバーセキュリティに関するインシデント傾向の調査結果が「X-Force Threat Intelligence Index」として公開されました。 本レポートは、実際にお客様の環境のセキュリティ監視をして得られた情報やコミュニティでのインタビューを集約して2022年に発生したインシデントトレンドをまとめたものです。 今回はこの内容から日本のお

情報セキュリティ10大脅威 2023が公開されました!

皆様こんにちは。日本IBMの藤原です。 2023年1月25日にIPA(独立行政法人情報処理推進機構)より「情報セキュリティ10大脅威 2023」が公開されました。今回はこのうち組織をターゲットとした脅威についてお話ししたいと思います。 情報セキュリティ10大脅威 2023 セキュリティ10大脅威を眺めてみると、内訳、順位ともに2021年と大きな変化は見られませんでした。相変わらずランキングの上位に入っているランサムウェアによる被害や、内部不正による情報漏洩などは発生すると

【後編】攻撃対象領域管理ソリューションが今熱い!効率的なセキュリティ対策で攻撃リスクを減らしましょう

皆様こんにちは、日本IBMの藤原です。 今回は前編でお話ししたIBMの持っている攻撃領域管理ソリューション「Randori」がどのように組織のセキュリティに貢献できるかをご紹介します。 前編はこちら 【前編】攻撃対象領域管理ソリューションが今熱い!効率的なセキュリティ対策で攻撃リスクを減らしましょう|note 前回のおさらい ※前編を読んでいただいた方は飛ばしてください 攻撃対象領域は組織の資産に対して攻撃に使われる脆弱性や手法を総括したもので、様々なクラウドサービスやリ

【前編】攻撃対象領域管理ソリューションが今熱い!効率的なセキュリティ対策で攻撃リスクを減らしましょう

皆様こんにちは、日本IBMの藤原です。 御社の攻撃対象領域、把握できていますか? 多くの組織が直面している問題の解決をお手伝いできるソリューションについて今回はお話しします。 攻撃対象領域とは 攻撃対象領域(Attack Surface)は組織の資産に対し、ハッカーがネットワークまたは機密データへの不正アクセスを行うため、あるいはサイバー攻撃を実行するために使用される脆弱性、過程、または手法を総括したものです。かみ砕くと、インターネットからアクセスが可能で、攻撃されてしま

まだ遅くない、EDRで攻撃被害を最小限に

皆様こんにちは。日本IBMの藤原です。 昨今セキュリティへの注目度が上がり、EDR(Endpoint Detection and Response)も一般的な言葉として浸透してきましたが、実際なぜEDRが必要で、どのようなケースで役に立つものかご存じでしょうか? 今回は今こそ導入を検討いただきたい、EDRの必要性をお話しいたします。 EDRとは EDRはEndpoint Detection & Responseの略で、あらゆるエンドポイント端末(PC/サーバ/モバイルデバ