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選手交代通告を怠った場合

日本海リーグより、富山GRNサンダーバーズの吉岡雄二監督が、球審への交代通告を怠った為、制裁を科したと発表がありました。

https://n-l-b.jp/wp-content/uploads/2024/06/%E5%90%89%E5%B2%A1%E7%9B%A3%E7%9D%A3%E5%88%B6%E8%A3%81%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B.pdf

6月13日金沢市民球場で行われた富山GRNサンダーバーズ対石川ミリオンスターズ11回戦に於いて、7回裏、渡邊 蒼投手から和泉 椋麻投手への交代は告げたものの、遊撃手佐野 大陽選手から金子 智哉選手、二塁手今釘 勝選手から島田 倭吉選手への交代通告を忘れ、ワンアウト後に球審に伝えたそうで。

調べてみたら、一昨年2022年9月22日の中日ドラゴンズ対ヤクルトスワローズ25回戦でも、9回裏、レフトを大島 洋平選手から加藤 翔平選手に交代した際に立浪監督が球審に交代通告を忘れ、ワンアウト後それに気づいたヤクルトベンチから指摘があったと言う、全く同じケースがありました。

野球規則には
”監督は、プレーヤーの交代があった場合は、ただちにその旨を球審に通告し、併せて打撃順のどこに入るかを明示しなければならない。

交代通告を受けた球審は、ただちにその旨を自ら発表するか、または発表させる義務がある。

代わって出場したプレーヤーは、例えその発表がなくても、次の時から、試合に出場したものとみなされる。
 (1)投手ならば、投手板上に位置した時。
 (2)打者ならば、バッタースボックスに位置した時。
 (3)野手ならば、退いた野手の普通の守備位置についた時。
 (4)走者ならば、退いた走者が占有していた塁に立った時。

前項で出場したものと認められたプレーヤーが行ったプレイ、およびそのプレーヤーに対して行われたプレイは、すべて正規のものとなる。”

よって記録上はそのままで、吉岡監督に与えられた制裁は厳重注意のみで、ペナルティはありません。
前述の立浪監督も厳重注意を受けたそうで、審判団はおろかグランドレベルにいる人達が気づかないってあるんですね。

自分はショート佐野 大陽選手の守備は上手なのになんで交代したんだろうと不思議に思い、即座に気づいたんですが。

後から佐野選手ご本人に訊いたら、
「点差が離れたので控え選手に交代しただけです。」
だったそうで、ファンとしては怪我でもしたのでは無いかとヒヤヒヤしておりました。

吉岡監督も立浪監督も、通告を忘れたのはどちらも木曜日。

木曜日の試合は、目を凝らして選手を追いましょう。

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