レコニッサンス

石川ミリオンスターズの練習は公表されていない上に不定期なので、なかなか観に行く事が出来ない。

たまたま金沢市安原のスポーツ広場近くに所用があったので覗いてみたら、選手数名がバッティングと守備練習をしていた。

なにせ初めて訪れたのでどこから入ったら良いのか分からず、たまたま近くを通りかかった方にお訊きしたら、全体練習は終わり、これから個人練習だそう。

スタンドへの入り口もお訊きし、ベンチに腰掛けると、先程のおじさんがグランドに入りバッティングケージの中でミットを構え、セカンドに送球し始めた。

どこかで拝見した事ある人だなと思っていたら、現チーム監督の岡崎太一さんだった。

阪神タイガースで17シーズンも過ごし、城島、藤井、日高など他球団からのFA加入によりなかなか正捕手の座は掴めなかった方だが、キャッチング、スローイング共に未だ現役の素晴らしさ。

まるでビリヤードの様に、
「次はセカンド寄り低めのワンバンな。」
と一球一球内野へ伝えてから、セカンドに送球する。
それも全て正確なストライクのスローイング。

我が富山GRNサンダーバーズの捕手三人達にも、是非ご指導して欲しいと素直に願った。
敵チームの監督さんだからなかなか大人の事情で難しいかと思うが、山程教えて頂く事がある筈。

バッティング練習は不動の一番バッター阿部 大樹選手が、森 路真選手と二人だけでバットを振る。

阿部選手はリーグ断トツトップの14盗塁で、塁に出れば必ず走る。
ウチの三捕手にはコトある毎に口酸っぱく、刺す様に伝えてきた。

この上腕二頭筋

San Diegoのシャツに身を包み、バットを振る上腕二頭筋はモリモリで、足の速さだけでは無いと再認識しました。

森選手は金沢泉ヶ丘高→金沢大理工学域機械工学物理学専攻のMr.博士タイプですが、実際に彼のレフトへ放り込むHRを目の当たりにしている自分は、そのスイングをじっくりと見させて貰いました。

長距離砲として期待されています

たまたまその様な練習だったのかも知れませんが、かなりのアッパー気味で、インサイド高めの速い球なら打ち取れそうな印象を受けました。

日本海リーグは、たった2チームの所属。

またもや色々大人の事情はありそうですが、垣根を超え、合同練習が出来ればお互いメリットは多く、NPBのドラフトにかかる選手も多く輩出出来るのではないでしょうか。

#岡崎太一
#阿部大樹
#森路真