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【JCS2021予選全勝・ベスト8】 欲張り連撃ウーラオス

更新履歴
7/20 18時 記事公開

0. はじめに

初めましての方は初めまして、ミケという名前で岐阜・愛知でポケカしている者です。
今回7/17.18に行われたJCS2021において、予選全勝・トナメベスト8という結果を残すことができました。
正直全く実感はないのですが、折角の機会なのでデッキの紹介の方をしたいと思います。全文無料投げ銭方式で、目次もつけておくので気になるところだけでも読んで頂けると嬉しいです。

デッキレシピとマッチングです。

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[予選]
白馬 先 6-5 ⭕
ドラパ 先 6-5 ⭕
テンタクル 先 6-2 ⭕
三神ザシアン 後 6-5 ⭕
テンタクル 先 6-3 ⭕
ルカメタ 先 6-2 ⭕
レッパビクティニブラッキー 先 6-5 ⭕
黒馬マホ 先 6-4 ⭕
インテウーラ 先 6-1 ⭕
予選1位通過
[決勝トナメ]
鋼バレット(ジュラ入り) ⭕ ❌ ⭕
テンタクル ⭕ ❌ ⭕
三神ザシアン ❌ ⭕ ⭕
黒馬マホ ❌ ❌
ベスト8

(テンタクル戦は相手の方が後攻を宣言しています)

注意事項

ここから実際に使ったデッキの解説をしていきますが、連撃ウーラオスというデッキは型やピン刺しで有利不利やパワー・立ち回りまで変わるものだと思います。あくまで「この型・レシピの場合」こういうものだと考えて頂けると助かります。
質問等リプ・DMで募集してます。必要あれば追記もする予定なのでお気軽にどうぞ。

*略称等を使用します ex.)キョダイレンゲキ→キョレン

1. コンセプト

幸いにも愛知では自主大会が多く、かなり前から連撃ウーラオスを使う機会が多くありました(いつも開催して頂いている方々、本当にありがとうございます)。それらと身内との練習から、このデッキの強みや弱みはある程度把握した状態で新弾環境に進むことができました。

まず連撃ウーラオスの明確な負け筋として、「〇〇入れてなくて負けた」が多いことが挙げられます。ex.)ミュウ入れてなくてミラーに負けた・ジラーチGX入れてなくてニンフィアに負けた
環境読みもある程度はしていましたが、かなり多くのデッキタイプと対戦することになるだろうとは考えていました。そのため特定のデッキへのメタやないと負け筋になるようなピン刺しカードは、ほぼ全て積むことを意識しました。

またピン刺しを増やす上で、どうしてもデッキの枠を捻出しなければなりません。枠を捻出する方法はいろいろありますが、今回は1.5枚の役割を持つカードを積極的に採用しました。

主にこの2つがメインコンセプトですが、デッキのパワーと安定感を確保することも大切です。特に新弾で追加されたチャーレムVをどうデッキに組み込むかは、デッキ構築において大きな課題でした。

まとめると以下の3つです。とても欲張りです。

・最大限のピン刺し
・デッキ枠の捻出
・安定感とデッキパワーの確保

1.1 最大限のピン刺し

・ジラーチGX

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弱点である黒馬やニンフィアへの対策カード。
黒馬はあっても不利ですが、ワンチャンは全然作れます。
悪パにはサイド3献上なので絶対出さないこと。

・ミミッキュ(シャドーボックス)

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主に悪パのミュウミュウやマニュGXへのメタ。
クイックシューターやキョダイレンゲキ・ひるがえす等、ばら撒き性能が高いためデッキとの相性◎。
本番では悪パに当たりませんでしたが、レッパ対面ジラーチを狩られた後に登場したり、オルタージェネシスをミュウミュウで言われた後に登場したりと活躍してくれました。

・ミュウ

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ミラーでメッソンやジメレオンを守るために使用。
ヨガループでカモにされるためそもそもいれないという意見も聞きますが、そもそもキョレンで早期にメッソンラインが狩られてしまうと山が弱すぎて話にならないため必須だと思います。
技も優秀でキョレンやヨガループの打点調整に使ったり、壁にしてクイックシューター立つまでの時間稼ぎにしてました。たまにフィニッシャーになります。

・ツールスクラッパー

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クイックシューター対策のミュウ+お守り・ミュウ+隠密フード、ルカメタのタフネスを剥がすために使用。
ピン刺しグッズでも裏工作からサーチできるのは強み。
本番はルカメタ対面や三神のお守り等、3戦程勝ちに貢献したため入れて正解でした。

1.2 デッキ枠の捻出

・とりつかい

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入れ替え札兼ドロサポ。
ポケモン入れ替えや風船の方がいい場面もありますが、この1枚でドロサポ7枚目と入れ替え札の5枚目(水の塔2紐2)を担ってくれているため、デッキの枠が1つ空きます。
混沌のうねり下でも貴重な入れ替え札となってくれます。

・キャプチャエネルギー

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エネルギー兼ボール。
具体的には、クイックボールの4枚目とエネルギーの9枚目(連エネ4基本3転送1)です。
キャプチャエネはボール。

その他の枠捻出方法としては、必要なものの枚数を最低限に抑えています。
・ウーラオスV 3枚
・スタンプ 1枚        etc.

1.3 安定感とデッキパワーの確保

・チャーレムV

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条件さえ満たせばもう1ターン貰える、いわゆる超越カード。
ミュウをこいつで狩れればかなりゲームを有利に進められます。
一方で使うためには、(基本先置きしないため)連撃エネボール入れ替え札に加え、相手の盤面に残りHP20以下のポケモンを作らなければいけません。
間違いなく連撃ウーラオスが環境で頭1つパワーが抜けてる要因ですが、構築単位で工夫する必要のあるカードだなという評価でした。
(ちなみにJCSではタイムアップ後の追加ターンでヨガループを宣言した場合、エクストラターンは貰えるという裁定でした)

・オクタンライン1-1

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デッキの安定感を支えるカード。
立ってしまえば毎ターンある程度の行動保証がされ、クイックシューターの立つ速度も上がるためゲームスピードを強制的に加速させられるタコ。
前述のチャーレムVを動かす時も足りないパーツを持ってこられるため、ゲームプランがとても立てやすくなります。
1-1は枠の都合。

・クイックシューターインテレオン3投

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チャーレムVの登場で評価が更に上がった。
ヨガループやキョレン圏内に押し込んだり、疾風+疾風+クイックシューターで320だったりと使いどころは無限。
2面以上・少しでも早く立てたいので3投。ウーラオス・ウーラオス・オクタン・インテ・インテ@1が作りたい盤面なので、裏工作インテは非採用。

・クロバットV
事故った時の回避策。基本使わないのがベストで終盤山に残ってるだけでもう偉い。デデンネじゃないのは悪パ意識。

・ボール12ークイボ3レベボ3通信3おこう2キャプチャエネ1
枠は作りたくてもここは妥協しない。ポケモン23枚なので通信多め。キャプチャエネはボール。

・ドロサポ7ー博士3エリカマリィとりつかいコルニ各1
最大枚数引ける博士と手札抱えながらかなりの枚数を引けるエリカでメインドロサポの4枠。前述のとりつかい・オクタンから拾えるコルニ・ドロサポ兼干渉札のマリィで3枠。とにかくクイックシューターを早く立てたいため、マリィは自分の事故からゲームテンポロスにも繋がり兼ねないと評価し少なめ。

2. 不採用カード

コンセプト書いたらほとんどの採用カードの説明が終わったので、採用カードの説明は割愛。

・ナゲツケサル
オクタン置く都合上、ベンチが狭いので不採用。
打点はスコープとクイックシューター多めの採用のおかげで足りてました。

・裏工作インテレオン
クイックシューターのバリューがとにかく高いので不採用。この型の場合、確定で2枚持ってこれることよりクイックシューターのサイド落ちの方が致命的です。

・キバナ
最近よく採用されているのを見るカード。
オクタンとクイックシューターを早期に立ててフィニッシュ狙っていく攻めの構築にしているため、受け身になりがちなキバナは相性が悪いと感じました。
型によっては要検討。

・ストーン闘
黒馬のシャドーミストやジュラルドン・ザマゼンタ対面等、基本エネの方が価値が高い環境のため不採用。
ミラーで先貼りできると強いので環境次第。

・雪道
最強の妨害札かつザマゼンタやジュラルドン対面を楽にしてくれる。
ぶっちゃけ枠がなかった、更に欲張るなら入れたい1枚。
ハンド干渉が少なめなのも優先度が下がった理由。

3. Q&A

よくありがちな質問に答えていくコーナーです。興味なければ読み飛ばしていただいて構いません。質問等あればここに追記する予定。

Q. 黒馬対面どうするの?

A. まずサイドプランとしては1-3-2か3-3かのどちらかです。3はタッグチーム>マホイップ>黒馬の優先順位で狙っていきます。
・1-3-2はマーシャドーをキョレンで巻き込めてデデクロを出してくれた場合
・3-3はマーシャドーを即時で使われたりそもそも出てこなかったりした場合 ほとんどのこっち

あとはさっさとインテとオクタンとジラーチGX並べながら言える時に疾風突きとキョレン言いましょう。ただしマーシャドーが狩れてない場合はデデクロを放置すること、少しでも相手のベンチを狭くします。手札と相談ですがサイコパワーも結構強いです。

とはいえこれでワンチャンなのでキツイことに変わりはないです。実際JCSトナメで負けた黒馬マホの方はかなり徹底して勝ち筋潰しにきてたので、なす術なくやられました。

Q. ミラーはどうするの?

A. とにかくサイドプランやプレイング通して分岐が多いです。パターン化するとかえってドツボにハマるため、回復札あるなし関わらず自力勝負だと思います。沢山練習してお互いの盤面とトラッシュと手札から最適解を毎ターン見つけられるようになりましょう。

ただし早めのキョレンでメッソンラインが狩りつくされるとゲームにならないためミュウは必須、デデクロは相当手札渋い時以外は出さないこと。あとウーラVがほぼ1ターンで落ちないため、ひゃくれつラッシュは言い得なことが多いです。

それでもミラーを楽に勝ちたい場合は、あまり試してないですがモミが最適だと思います。ただ他の対面であまり汎用性がない印象です。(有識者の方教えてください)

4. 最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました。世界大会の権利を貰えたことは勿論嬉しいですが、ベスト4に連撃ウーラがいなかったため、一番強い連撃ウーラオス使いの一人になれたことが何より嬉しかったです。僕はシティも既に終わって時間があるので、しばらくはユナイト勢になります。

もし良ければ拡散・RTよろしくお願いします。投げ銭して頂いたものはデッキや大会の参加費(あとユナイトのバトルパス)に充てようと思います。

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