両親2人とも要介護だった⑬
父との同居で5人家族の毎日が始まりました。
私には憧れの新居でしたが急に環境が変わった父の戸惑い、
そして義父との初めての同居になったダンナの
ストレスもいかばかりだったでしょう。
でもね、ダンナに関してはフツーに大人なんだからさ、
自分自身のストレスやイライラは自分のやり方で工夫して
解消するなり過ごしやすくする知恵を働かせるなり。
それが一人前の大人のすることだと私は思っています。
私だってこれまで自分の睡眠時間を削って過ごして来た訳だし。
気詰まりな同居を解決する方法はない訳じゃないです。
金銭的な余裕があれば、有料老人ホームなり
何なり入れてしまえば「即解決!」です。
ただ両親は昭和な時代を生きてきた人たちです。
戦前の貧しさひもじさから、戦後は経済が右肩上がりの成長しか
知らない世代。給料はアップする一方、
使ってもまた稼げるからいい。
年金はたんまりもらえ、貯金も蓄えがなくともやっていける。
そんな幸せな思い込みに生きて来た両親でした。
そしてまた、堅実な昭和世代には珍しく
貯金などもしない人たちでした。
両親のお金使いをずっと見てきた私もまた
堅実にコツコツ貯金をする気持ちを
自分の中に育てることができませんでした(T . T)
自分のお金に対する向き合い方をちゃんと書き換えるのに
かなり苦労したんです。困ったものです。
そしてまた父は公務員で、
それも年金についての業務を長年やってきて
少し前の時代の「年金の専門家」でした。
だから国の制度である年金も過信していた。
これだけ老人が増えて、年金や社会保障制度が
破綻を来たす状態の寸前、
などという現代の認識からは外れています。
退職金なども同居前にほとんど浪費してしまってました。
頼れるのは今もらっている年金だけ。
その年金でなんとかやってもらわないと困る。
母がショートステイの延長で施設に入所して4ヶ月、
ようやく母の「ショートステイ延長」→「正式入所」が決まりました。
これで毎日の施設での生活そのままに、
金銭的な負担はだいぶ軽減されます。
そしてそれより少し前になりますが、しばらく空き家になっていた
両親が元いた家を売却することになりました。
空き家のままにしておくと
ゴミが放置されたり放火の危険があったりします。
今後父も施設に入居するのに
お金は準備しておかねばなりません。
その家の売却に関しても
ちょっとしたスッタモンダがありました。
↑父と叔母、中央の赤ちゃんが私。もう30年以上前に亡くなった叔母は
父と仲が良く、認知症になった父に私は、よく叔母の名前で呼ばれました💦
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