「夏一番」観測始めるの、どうだろ

 「木枯らし一号」「春一番」の類似版。2024年3月31日、自分はその場にはいなかったが、最高気温・東京大手町28.1度c、羽田空港27.5度cと聞いて、思い浮かぶ。気象庁用語「季節現象」のひとつにする。毎年記録してゆく。ネーミングは要検討。
参照… 季節現象 | 気象庁

 まず、観測のための基準が要る。「木枯らし一号」「春一番」は以下の通り。

○「木枯らし一号」基準(東京地方、下記事項を基本として総合的に判断)
・10月なかばから11月末まで
・気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹く
・東京(大手町)における風向が北より(東京における風向が西北西~北)
・東京における最大風速がおおむね8m/s以上

○「春一番」基準(関東地方、下記事項を基本として総合的に判断)
・立春から春分まで
・気圧配置が日本海に低気圧がある
・関東地方における最大風速がおおむね風速8m/s以上の南より(東南東から西南西)の風が吹いて、昇温(前日より気温が高くなる)

 風速がいずれも8m/sなのは、風力の定義で「風力5の切れ目」が8m/s、からきている。風力7(13.9m/s以上)で「海上風警報」。細かいけど「北寄り」「南寄り」じゃなく「北より」「南より」。
 木枯らし一号は「東京地方」、春一番は「関東地方」が基準適用範囲だった。春一番は「広い範囲で」同じ日に観測されることが適当だということか。
 あと、木枯らし一号は16方位のうち4つ、春一番は7つと、まあstrictに決めていない。方位についてはむしろ名付けた現象が言い表せていることを重視するのだろう。それと、「木枯らし一号」は年によって『観測なし』が出ている。

 では、書いてみる。

○「夏一番」(関東地方)
・春分の翌日から立夏(その日か、約2週後・小満の前日)まで
・気圧配置が太平洋に高気圧があって(or 南高北低の夏型になって)、夏の季節風が吹く
・日中(日の出以降)に南より(東南東から西南西の風で8m/s以上)の風が吹いて前日より気温が高くなる
・最高気温が25度以上を記録(つまり「夏日」)

この基準が昔からあったとすると、で、気象庁過去データ検索してみるか。それが出来たなら、続報。

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