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ドラえもんがいなくなったのび太君はどうするのかなぁ#02

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022020800339&g=eco
日本国を支えてきた経常収支が赤に反転しました。これが黒に戻ることはないでしょう。
団塊の世代が「団塊老人の世代」になったいま・・3000万人に増えた年金受給者は平均で毎月4~5万円の預金を切り崩しています。そうしないと月間26万円という生活費が支えられないからです。早晩その「月間26万円」という生活費も失速します。・・これのどこが「短期的」とのび太は言い張るのか?
ところで・・実は先日、某方とお話しした時、その方がこの構造不況の原因について何も実態を見ていないことに内心驚嘆しました。その方は年収1500万は得ている方です。つまり彼には、日本人世帯の中心である年収300万円世帯。夫婦共稼ぎでありながら、下手すると両方とも非正規雇用者という家が、いかに逼迫した生活状態にあるか??欠片も想像できないらしいのです。したがって数字ばかりの空論を滔々と語っておられた。
・・そのときに思いました。
なるほど、これからの商いは、こうした人たちをターゲットにすべきだ・・と。現在、日本は所謂中流家庭が二分化し、大半が下流へそして一部が上流へ移動した。(移動した多くが公務員なのが日本の特長です)したがって日本は金持ちが、ほぼ3倍に増えた。マーケットしてはマイナーなマーケットではなくなっている・・ということです。
・・この「気づき」は、とてもショッキングでした。
論を戻します。
FRBのテーパリングはすぐさまドル:円にでました。現在ドルは121円です。
つまり、3か月で見るならば円は15%も落ちたということになる。これはホントに「警戒すべき」円安です。
https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/detail/?code=usdjpy
「はじまりのはじまり」になる予感があります。
大半の物資を国外から調達するしかない日本は、今後もいかに高くなったとしても買うしかない。これに急激な円安が絡む。それが日本国の近未来です。したがって今後、日本経済はさらに極端に二極化します。
これがいつまで続くか?おそらく30年ほどでしょう。今世紀、半ばまでには「団塊老人の世代」はいなくなります。同時に日本人は少なくなる。国家構造としては「小さいが安定した」ものになります。
じつはですね、僕はまったく悲観していない。今は経過期だと思ってます。
日本は軍特需という「ツワモノどもの夢」から醒めた時・・つまり自動車産業/機械産業が勇退したのち、日本はとても「安定した小さな国家」として落ち着きます。
その日のために僕らは、今の・・過去の清算の時を、粛々と過ごすしかないと思うのです。
個人的な問題は、凋落側に就くのか、生き残り側に就くのか?でしょうね。

無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました