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夫婦で歩くシャンパニュー歴史散歩1-4-1/モンターニュ・ド・ランスのメゾン01

https://www.youtube.com/watch?v=TlLP4W3jp5M

中世の街ランスの市内を見て歩いた後は(ガイドを兼ねたVTCかTAXIで)モンターニュ・ド・ランス自然公園Parc naturel régional de la Montagne de Reimsの半日散歩を、僕はおすすめしたい。
・・訪ねるには、ランスからはA4国道で東回りがおおすめだ。10km程度走るとヴィレ=マルムリーVillers-Marmeryに着く。あるいはトロワ=ピュイ
Trois-PuitsからD4国道に入って丘陵部を縦断してもいいと思う。
交通手段は、やはりホテルへVTCにピックアップしてもらうのが一番楽だが、例えば市内の何か所にあるTAXIがピックアップできるところで乗った車でも良いと思う。いずれも三時間程度見れば、ある程度は見ることは可能だ。
Montagne de Reims「ランスの山」は、ヴェル川とマルヌ川に囲まれた豊かな丘陵地帯である。石灰岩の斜面と険しい谷が絨毯のように広がって、森と広大なブドウ畑が広がっている。もっともシャンパニューらしい風景のところである。
その散策コースには、ぜひマルムリーのすぐ下にあるトレパイユ村Trépailを訪ねてほしい。静かなワイン生産者たちの村である。この村にはメゾン・クリュグが管理しているロッジLa Loge Krugがある。これは古くからブドウ畑で作業する際の避難所Logeで、農夫たちが食事/休憩そして道具小屋として使用されていたものだ。
Loge Krugは、メゾン・クリュグがそれを見事に改装し、旧い景観を残しながら維持しているモニュメントだ。
農夫たちはこうしたロッジを幾つも建てていた。
そのロッジに立ちながらMontagne de Reimsのブドウ畑を見つめると・・僕はいつも遠い時代の農家の様子をを幻視した気持ちになる。ワインは、天と地と葡萄の木と弛まざる努力の許で作り上げられるものだ。人はただ一夜の旅人、ワイン畑は1000年も続く。

もうすこし余裕を見て半日以上ランスのワイン畑を見て歩くなら、トレパイユ村Trépailの後は、そのままブジー村Bouzyへ回り、すぐ下のアヴネ村Avenay-Val-d'Orを訪ねると言い。そしてもう少し西に行くとアイ村Aÿ-Champagneそしてエペルネー村Épernayになる。
このコースでMontagne de Reimsを散策するなら、僕はアイ村とエペルネー村には寄らない。この二つは別の日に一日かけて歩くべきだからだ。僕ならD1を通ってオーヴィリエの丘陵Les coteaux d’Hautvillersへ向かう。オーヴィレール修道院Église abbatiale Saint-Sindulphe d'Hautvillersがある地だ。
オーヴィレール修道院は、シャンパンの聖者ドン・ペリニヨンがシャンパーンを生み出したところだ。残念ながら一般公開していないが(モエの所有)教会は訪ねることはできる。少し離れたところにマルヌ川とエペルネの村が見渡せる高台Mirante de Huatvillersが有るので、ここはぜひ訪ねてほしい。(VTCのドライバーなら知っているかもしれない。地元に詳しいのがVTCの良さだ)
その時に周辺の小さなメゾンを訪ねるのも良いと思う。
本当は要予約だが、大抵は突然訪れても対応してくれる。ちいさなメゾンは何処も個性を重んじていて素晴らしい所が多い。もし歓迎して迎え入れてくれたら是非何本かお礼を兼ねてシャンパンをお買いになるべきです。
こんなとき、VTCだととても便利だ。いくら買ってもホテルまで届けてもらえるからね。



さて。ランスのメゾンだが、主要なものをアルファベット順に58か所列挙したい。
★は一つが注目すべき生産者。★★二つが購入すべき生産者。★★★三つが訪問すべき生産者。
僕の基準だが・・ぜひ参考としてもらいたい。

1.★ヤン・アレクサンドル 【Yann Alexandre】
モンターニュ・ド・ランス北西クルマにある家族経営のワイナリー。

2.★★ミッシェル・アルノー・エ・フィス 【Michel Arnould & Fils 】
https://www.champagne-michel-arnould.com/
モンターニュ・ド・ランス、ヴェルズネイにある家族経営のメゾン。

3.ベルナール・ブレモン 【Bernard Brémont】
https://www.champagne-bremont.fr/
モンターニュ・ド・ランス、アンボネイに構えるレコルタン・マニピュラン。

4.★★ブリス 【Brice】
https://champagne-brice.com/en/accueil-english/
ブージー村にある家族経営のメゾン。

5.フランシス・ブラール 【Francis Boulard】
https://www.francis-boulard.com/
シャンパーニュ北限とも言えるFaverolles-et-Coëmyにある。ビオディナミ栽培を続けている。

6.アンリエ=バザン 【Henriet-Bazin】
https://www.champagne-henrietbazin.com/en/home/
モンターニュ・ド・ランス、ヴィレール・マルムリーにある家族経営のレコルタン・マニピュラン。

7.アンドレ・ボーフォール 【André Beaufort】
https://www.champagnebeaufort.com/
モンターニュ・ド・ランス、アンボネイにある家族経営のレコルタン・マニピュラン。ビオディナミ栽培を続けている。

8.ポール・バラ 【Paul Bara】
https://www.champagnepaulbara.com/en/
モンターニュ・ド・ランス、ブジー村にある家族経営のレコルタン・マニピュラン。

9.★★プネ・シャルドネ 【Penet Chardonnet】
https://www.lamaisonpenet.com/
プネ家の作るワインは古い歴史がある。

10.★★ロジェ・クーロン 【Roger Coulon】
https://www.champagne-coulon.com/Champagne-Roger-Coulon.html
モンターニュ・ド・ランス、ヴリニィ村にある老舗のレコルタン・マニピュラン。


無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました