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竹馬や いろはにほへと 散り散りに

河岸替えて店の前。でもコーヒーはスタバのまま。
万太郎を手にしている。
万太郎は木枯らしが似合うが、皐月の冷たい風もほど佳い。
書の森は深い。生涯かけても細い小路さへ歩き通せない。かほど人の命は短い。人とも書とも、その出会いは秘蹟に満ちている。瞬きのうちに逢い、瞬きのうちに別れてしまうことを思うと、ほんとうに敬虔な気持ちになる。
僕はこの70年で、敬読書にも愛読書にも敬愛する人々にも出会った。ありがたいと思う。・・いま、敬服するかたを失って、皐月の風のもとに思う
竹馬や いろはにほへと 散り散りに
万太郎の句を舌先で転がした見た。
合掌]

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無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました