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夫婦で歩くブルゴーニュ歴史散歩1-15/戦闘機とオートバイと農工作機02

サヴィニー レ ボーヌ城Chateau de Savigny-les-Beaune(Rue Général Leclerc, 21420 Savigny-lès-Beaune)の玄関に着いた。オープンは9時からだそうだ。

博物館は9つに分かれている。
➀航空博物館
大きな庭に100機以上の戦闘機が並べている。フランス空軍のものが4機、MIG11機、ダッソー17機がある。


➁オートバイ博物館
世界で最も貴重なコレクションだろう。1902年から1960年までのオートバイを250台近くコレクションしている。
Norton、Vincent、Gilera、Velocette、MV、Rudge、AJS、Terrot、Honda、Blériot、Peugeot、BSA、NSU、Horex、Saroléa・・・
③レーシングカー博物館
珍しい「アバルト」プロトタイプ・コレクション。ミッシェル・ポンが国際的なヒルクライムやサーキットレースに参加したときの約30種類のモデルをご紹介します。実は此処はアバルト・クラブの本部でもある。5年ごとにカルロ・アバルトの命日を記念するイベントが開催されているとのこと。(2024年6月に開催予定)

④航空宇宙博物館
2019年にオープンしたてで、アリアン4ロケットとアリアン5ロケットの7 メートルの複製2機、通信衛星2機のほか、アリアン4フェアリングやLeduc002飛行機などの模型が飾られていた。
⑤模型博物館
よくもまあ集めたもンだという8,000台。
1:18スケールのオートバイ1,200台、1:72スケールの航空機3,400台、1:43スケールの自動車600台。


➅消防車博物館
1905年から1984年まで実際に使用されていた約 20台の消防車コレクション。
⑦ストラドル トラクター ミュージアム
1946年から1956年までの約30台。馬車時代の古い写真が感動的だった。
⑧ワインとブドウ栽培機器の博物館
栽培作業の時の道具。圧搾機械など・・
➈そしてその他コレクション
ホバークラフトやモーターボートなど、他の珍しいオブジェクトも管理してあった。

すべてジックリと見て歩くと、優に三時間はかかるコレクションだ。途中で休憩しながら機械三昧に染まった。
「これがすべて個人コレクションなの?」
「ん。そうだ」
「呆れるほどの財力なのね」
「それを作品として遺してくれるなら、こんなにありがたいことはない。」
「そうね。でもそれよりこれだけ自分で買っちゃうことにびっくりだわ。・・でもお城の方は・・」
「まあでもこのくらいの補修程度の方が良いようにも思うが」
終わってからワインの試飲をしながら嫁さんが言った。
「そうねぇ、そうなのかしらねぇ」
VTCは、12時にpickupを予約しておいた。サヴィニー・レ・ボーヌ城を出て昼食はドライバーのお薦めでSUSHI KAI(50 Rue du Faubourg Saint-Nicolas, 21200 Beaune)した。
https://www.sushi-kai.com/reservation_open_table.html

ドライバーが電話してくれて、予約はすぐに取れた。寿司シェフの王さんはOPEN@FRANCE SUSHIのチャンピオンだったそうだ。旅半ばで新鮮なロウフィッシュの料理を頂けるのはうれしい。


無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました