携帯デバイス私史

 これまで使用してきた携帯音楽プレーヤー、携帯電話、電子書籍リーダーなどについて使用法など含め書いてみます。タブレットやノートパソコンはあまり持ち運ばないので別の機会に紹介する予定。※リンク先はWikipedia(一部メーカーやニュースサイト)

1 携帯音楽プレーヤー

1.1 SONY WM-2

 1981年頃購入。通称ウォークマン2で、初代も興味あったんだけど、この二代目のコンパクトさに惚れた。これ以前は自宅でレコード、カーステレオでカセットテープという音楽環境が「持ち運べる音楽が到来した」エポックメイキングな出会い。
 コンポにはカセットテープレコーダーも接続していたけど主にカーステレオ目的で、ここからウォークマン用に凝ったテープ作りもスタート。ロック向けならあえて安いテープを使い、バイアスを深くかけるなど色々テクニック使いました。46分テープを常用していたけど、余りが出るとそこにカバー元のシングル曲など突っ込んで、できるだけ早送りしないよう工夫してた。

1.2 SONY D-90

 1990年に購入。初期のディスクマンで、丁度アナログレコードからCDへの移行時期。旅行などでは持ち運ぶこともあったけど、車載がメイン用途。当時乗っていた日産マーチにはAMラジオしか付いて無かったので、揺れ対策用の車載用オプションそしてBOSEのスピーカーとアンプのセットも買って、リアシェルフにスピーカーをビス止めし、アンプは助手席の下に納めました。かなり良い音になったっけ。
 乗り換えた日産パルサーはFM/AMラジオが付いていてて、車載用オプションをFM波を送信できるものに買い替え、BOSEのスピーカーは自宅でサラウンド用として再利用。このディスクマンのおかげで運転中に片手でCDケースを開けて入れ替える技を身につけましたよ。

1.3 Panasonic SV-SD75

 2001年に購入、所謂ソリッドステートオーディオプレーヤーですね。PCから音源をSDカードに転送し、それを再生するプレーヤーでした。丁度この頃、低下していた音楽熱が再燃してCDを爆買してた時期で、ディスクマンとCD数枚のセットは持ち運びには適さなくなり移行。アームバンドも付属していて自転車通勤のお供として重宝しました(今だと道交法違反ですよ)。ただ、PCのCD取り込みソフトが使いづらかったりで短命に終わりました。

1.4 iAUDIO M3

 2003年に購入。当時トレンドとなっていたハードディスク内蔵のオーディオプレーヤーでiPodのパチもんと言われてましたが、可逆圧縮音声フォーマットのFLACが再生できるということで選択。私自身もコンポからPCオーディオへと舵を切りはじめていて、CDをFLACで取り込んでいたので渡りに船でした。
 再生音が良いのでそれまで使用していたオープンエアのヘッドホンでは飽き足らなくなり、エティモティック・リサーチのER-4iをお買い上げ。これ以来20年近くERシリーズを愛用しています。ただ、このイヤホンは遮音性が高いので自転車通勤を諦めバス通勤、そして健康のため徒歩通勤へ。

2 携帯電話・スマートフォン

2.1 SONY TH291

 2000年に購入。最初の携帯電話でしたがあまり使用していなくて印象に残っていないけど、売りのジョグダイヤルはビデオレコーダーやレーザーディスクプレーヤーでも使っていたので、操作しやすかったっけ。

2.2 SONY C404S DIVA

 2002年に購入。DIVAの二つ名が表すように音楽再生機能がある携帯の走りで、ほぼ同時期に買った前述のM3と音楽再生をその時々で使い分けていたが、次第にこちらの使用頻度が上がってM3は姪にドナドナ。これを期に携帯音楽プレーヤーとは決別しちゃいました。でも、M3のハードディスクに比べメモリースティックは容量が少なく、音楽の入れ替えが面倒。あと、これを使っている時期は出張が多く、ノートパソコンで通信するためのPCカードを接続したりも(今で言うならテザリングか)。

2.3 SONY W31S

 2005年に購入。C404Sがクラムシェルだったのに対しこちらはスライド式で、映画のマトリックスでスライドフォンが印象的だったから速攻で機種変。引き続きメモリースティックが使えたのも好印象。相変わらずメモリースティックへの音楽書き出しは手間だったが週一度ほどの入れ替え作業について、始まったばかりのau one ブログの投稿ネタにしたところ、そこのブログコンテストで音楽部門優秀賞もらったのはいい思い出。

2.4 SONY W43S

 2007年に購入。またクラムシェルに戻ったのは残念だったが、ヤマハの音源チップが使われていて再生音はグレードアップしてた感じ。おサイフケータイに対応してたのでモバイルSuicaを使い始め、現在に至るまで活用してますがFeliCaチップ必須なのでスマートフォン(以下スマホ)選びの選択肢が狭まることにも。画面が大きくWebブラウザも充実していたので、フェスなどでは現地からブログにライブレポを上げられて便利だったな。

2.5 富士通東芝 IS11T

 2011年にW43Sが巻き取り対象になったので格安で購入。初めてのスマホで、スライドフォンへの回帰が嬉しかった。スライドするのはQWERTY配列のハードキーで、中学生の頃から馴染んでいたタイピングが行えるので胸熱。親指でタイプするのだけど、当時は仕事柄タッチタイピング出来たからテンキーで日本語入力するよりよっぽど早かったわ。
 タッチタイピングと標準で搭載されていたATOKのおかげで長文も楽々入力でき、ブログのライブレポ投稿も充実。ただ、防水ではなかったのでフェスで雨に降られて2度修理に出したっけ。ボディは堅牢で、かなり激しく道路に落っことしても画面に少し傷がついた程度。音楽再生はAndroid版のWinampを苦労して入れ何とかしのいでた。

2.6 SONY Xperia Z Ultra

 2014年に二代目スマホとして購入。6.4インチと大画面で、フォンとタブレットの中間という意味でファブレットと呼ばれてました。大型なので持ちにくく、落下予防のためストラップ付けてた。最近のスマホにストラップホール無いのは許せない、ストラップあれば両親指でのサムタイピングも可能なのに。
 画面が大きいので後述するSONY ReaderAmazon kindleのアプリを入れ電子書籍リーダーとしても活躍。現在もSIM無しで電子書籍リーダーの予備として保管中。また、付属の充電スタンドは充電こそ出来ないものの、今もスマホスタンドとしてまだ使ってる。
 音楽再生はこの頃に招待制で始まったGoogle Play Musicに参加させてもらい、音源をクラウドにアップすれば無料でストリーミング再生できた。ただ、フェス参加とかで新幹線や飛行機に乗る場合は電波が切れやすかったり機内モードにするんで、事前にプレイリストを作ってそれをダウンロードしておく必要あり。
 そして、ハードキーが無くなったのが一番のネック。スクリーンキーボードもQWERTY配列にしてたが、タッチタイピングはほぼ不能。画面が大きいので少し救われてた。

2.7 SONY Xperia XZs

 2018年にZ Ultraが電波つかまなくなったので購入。画面が5.2インチと小さくなり、一番困ったのがスクリーンキーボードでのタイピング、それでも苦労しながらQWERTY配列は継続。表示文字数が少なくなったので電子書籍リーダーとしての出番は減少。この頃から散歩を日課にし始めGoogle Play Musicで音楽聴きながら歩いてたけど、ストリーミングなので月の通信量がリミットすれすれまで増えたのにはマイッタ。それ以外はZ Ultraとほぼ変わらない使用感、アプリもほぼ継続できて優秀な端末でした。

2.8 SONY Xperia 5 III

 2021年に購入し現在の使用端末。前端末からほとんどのアプリを引き継いで、Google Play MusicがYouTube Musicへ統合された程度。YouTube Musicは相変わらず音源のアップロードが可能だが、プレイリストの作成が出来たり出来なかったりするのが残念。だもんでPCでも常用しているfoobar2000のアプリを入れ、CDからハイレゾ音源をダウンロードへと音楽の入手方法も変化していることもあり、foobarの出番も増えてる。今使ってるER-3SEというイヤホンは高インピーダンスなのに楽々ドライブしてくれて、この組み合わせはXperiaの目指すエンターテイメント性を実現してくれてる(更にインピーダンスの高いAKG Q-701で聴くときは流石にDAC使いますけど)。
 Wikipediaやnoteのアプリも使い始め、Twitterをハブにしてアプリ間の連携も密になり増々スマホ使用時間が増えた。あと、趣味として俳句を始めたのだが写真を撮り、それに句をつける写真俳句というスタイルなのでXperia伝統のカメラ性能の高さに感謝。先月のシステムアップデート以降タッチパネルが反応しなくなる事態が2度ほど発生しハードリセット、事前に兆候が感じられると再起動することで回避してる。バッテリーの保ちも悪くなってきたし機種変が近いかも。

3 電子書籍リーダー

3.1 SONY PRS-350

 2011年に購入。元来本読み人間で、大量の文庫本を収納しきれなくなって700冊ほどBOOK OFFの出張買取で買い取ってもらったりしたけど、その後も本が増え続けScanSnapでの自炊を始めていたので、作成したPDFを読むのが主目的だった。当時は電子書籍(以下電書)も古書に比べると割高に感じられ、電書の購入よりはまだまだ古書購入から自炊という流れが多かったかな。ただ、PDFや電書を端末へ転送するPCアプリが使いづらかった。
 余談だがライブで渋谷に行った際、職質されポケットから出したこれを不審に思ったおまわりさんに「これは本を読むものですよ」と電源を入れデモしたのもいい思い出。

3.2 SONY PRS-T1

 2012年にPRS-350が文鎮化したので購入。先代より画面が大きくなり、携帯性は落ちたけど表示文字数が増えたので痛し痒し。この頃から自炊熱も治まり、電書の購入も増えてきました。Readerストアはkindleよりセールは少ないものの、SONYポイントが思いの外溜まって新刊本よりは安く買えたのも電書への移行を促してた。また、Wifiで電書を購入しそのままダウンロードできるようになったのも嬉しかった。

3.3 Amazon kindle

 2012年に日本での初代を購入。当時はReaderストアよりkindleストアの方が配本が早かったり、品揃えが良かったので併用に踏み切った。先日投稿したSNS私史でも書いたけど、Twitterなどで興味ある本を見つけると先ずスマホのkindleアプリで検索し、電書があればサンプル読んでみて、気に入れば購入し、電書がない場合には利用している図書館に蔵書されているかチェックするというルーティーンもあり、SonyReaderよりはkindleへ重心が移っている。

3.4 SONY PRS-T3

 2014年にPRS-T1がファームウェアアップデートのためか激重になったので、既にディスコンになってたけど慌てて購入。kindleへの完全移行も考えたけど、Readerストアでの未読本も結構あって時折使ってます。まあkindleより軽いのは楽ですね。あと、ディスコンの影響でソフトウェアの更新が止まり、端末での書籍購入が出来なくなったのは無念(まあ今後は買わないと思うけど)。

3.5 Amazon kindle paperwhite

 2015年に日本での発売が発表されると即予約。先代に特に不満は無かったけど、暗闇でも読めるフロントライトに興味津津。謳い文句通り暗い時でも読書灯を付けることはなくなりました。で、先代はAmazonのIDを消しまた姪にドナドナ。最近お出かけの時も持ち歩くことが多くなり、スマホに飽きるとこれで本を読む習慣がつき読書量が増えた。

4 スマートウォッチ

4.1 Withings Move

 2017年頃に購入。ガラケー時代からWalkMateというアプリで歩数を計測してフェスなどでは「26,000歩も歩いた!」とつぶやいたりしてた歩数オタクだったので、退職後の運動不足を補うために散歩を始めたのがきっかけで導入。外見は普通の時計だけど、短長針の右下にもう一つ小さい針があって3/4周で10,000歩となる歩数計が付いています。
 初めはPCのWebページ、その後スマホのHealth MateというアプリでBluetooth通信し、日々の歩数をクラウド側で管理してくれる。ボタン電池で約1年交換不要という点も好感度高かったけど、電池交換時パッキンがきちんとセットされなかったようでガラスの内側が曇って死亡。

4.2 Withings Go

 2019年に購入。外見はただの万歩計で、画面をタップすると時計が表示される仕組み。スマホとの連携も先代譲りで、以前のデータもそのまま継承。表示には前述した電子書籍リーダーたちと同じ電子ペーパーが使われ、消費電力が少なく先代より容量の少ないボタン電池ながら約8ヶ月保つという宣伝文句。ただ、電池交換する前にタップに反応しなくなり、しばらく万歩計のみで使用してたけど、時間を見る際につい腕を捲くる癖が嫌になり引退。

4.3 Withings ScanWatch

 2020年に購入。外見はMoveに近く時計と歩数計が一度に見られ、データ連携もそのまま前のアプリが使用できた。最近Google Fitとのアプリ間連携も始め、週単位や月単位の歩数まとめはFitで見てます。機能的には睡眠の時間と深さ、約30分ごとの心拍数測定と不整脈の警告などが加わり、電源が充電式となった。
 充電不足はスマホにも通知され、当初はほぼ1ヶ月毎に充電していたが、最近は電池がヘタってきたのか20日ぐらいしか保たない。それ以外は不満がないので、電池が1〜2日しか保たないPixelWatchとかには乗り換えないと思う。

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