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猫田による猫田のための、アカツキコーヒーのブレンド。

アカツキコーヒーのブレンド。

アカツキコーヒーのブレンドとは、
京都・一乗寺にある喫茶店「アカツキコーヒー」で提供される
ブレンドコーヒーのことです。

珈琲、好きですか?

私は好きです。

浅煎り~中煎りくらい、
苦みより酸味の方が強いくらいが私好みです。

香りもよいですよね。
飲む前に漂ってくる香りと口に含んだときに口の中に広がる香りって、
まったく違うものなんだって学んでからは、
また珈琲を飲むときの楽しみが増えたような気がします。

昨年の12月にやっとのことでペーパードリップ一式を入手しまして、
そこからは、行きつけのコーヒースタンドで美味しい豆を買って、
おうちで美味しい珈琲を飲める、
贅沢環境にほくそ笑んでいる次第です。

まだほとんど同じ店でしか珈琲豆を買っていないので、
これからはもっといろいろなお店のものに手を付けていきたい。

おうちでドリップ環境を整える前はと言うと、
それはもう喫茶店三昧です。

良い感じの喫茶店を見つけては果敢に挑み、
お店の甘味とともにホットコーヒーを注文しては、
そのお味に一喜一憂してきました。

珈琲と甘味。
二つ合わされば最強です。
珈琲のほろにがさがお菓子の甘みを際立たせ、
お菓子の甘みが珈琲の香りを際立たせる。
互いを高めあう、まさに相乗効果。

どこの喫茶店の珈琲にもなんとなく個人差があり、
探究心が尽きることはありません。
そもそも喫茶店は星の数ほどあり、
いくらめぐっても行きたい喫茶店が減ることはありません。

と、今では珈琲三昧な日々を送っていますが、
一時は珈琲を全く飲めませんでした。

幼少のころから高校生に至るまで、
ブラック珈琲の美味しさを全く知らなかった。
そもそも美味しいと感じられる舌ではなかったのかもしれません。
珈琲と言えば、カフェオレ一択でした。

それが大学に入って間もない頃、
カフェオレでさえ飲むと腹痛に苛まれる、
珈琲を少しも受け付けない状態になっていました。

しかし今では珈琲大好き人間。
カフェオレはもちろん、ブラックも大好き。

大人になると味覚って変わるよね、のその一つ。
「ブラックコーヒーを飲めるようになる」

そのきっかけとなった珈琲こそが、
アカツキコーヒーのブレンド。

アカツキコーヒーとの出会ったのはおそらく、
大学入学を機に下宿を始めた頃。

京都・一乗寺で新しい生活を始めることとなった私は、
通学路にある物静かなカフェのことが気になっていました。

こじんまりとした店構え。
白の塗り壁に薄い水色のドア。
大きな窓から垣間見えるこじゃれた店内。
端正な佇まいのそのカフェが、アカツキコーヒーです。

いつのことかは全く覚えていませんが、
意を決してその洒落たカフェへと一歩足を踏み入れました。

全体として落ち着いた色合いと、
店内にふんわりと漂う珈琲と焼き菓子の香りと、
必要な音しか聞こえないその空間に、
心惹かれないわけがない。

しかし手渡されたメニューを見てみると、
そこには珈琲メニューしかありません。

しかし喫茶店に入ったら、何か飲むのが私の信条。
恐る恐る、カフェラテをオーダーしました。

そこでいただいたカフェラテの味は、
残念ながら昔すぎてあまり覚えていません。
でもおいしくなかったなら通っていないはず。

そのあたりから、カフェラテやらカフェオレやら、
徐々に飲めるようになっていったと記憶しています。

いよいよカフェラテも問題なく飲めるようになったころ。
このお店であれば、
カフェラテがあんなに美味しいこのお店であれば、
ブラックでも珈琲が飲めるのではなかろうか。

そこでオーダーしたのがアカツキコーヒーのブレンド。

白いカップに入れられた珈琲は、
黒というよりもうっすらと透き通った赤茶色で、
香ばしい香りが漂ってきました。

少し緊張しながら口をつけてみると、
そこに苦みなんてない。
香ばしくて、軽やかで、フルーティーで、飲みやすくて。
美味しい。

珈琲って、こんなに鮮やかな飲み物だったのか。
そう思わされるブレンドでした。

最上級の珈琲を口にした結果、
珈琲の美味しさに気づき、
今では珈琲大好き人間となりました。

珈琲の美味しさに気づかせてくれたアカツキコーヒーは、
私の思い出の場所であり、
おすすめの珈琲店です。

そしてアカツキコーヒーさんは、珈琲だけではない。
スイーツも美味。

季節限定もののパフェがおすすめです。
店構え同様に物静かなフォルムと、
その中に詰め込まれた様々な食感が、
食すものを虜にするパフェです。

個人的にはレモンパフェが好き。

お近くの方は、ぜひ一度。

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