夏を好きになれなくても

楽しむことはできるかもしれない、と思いながら暑い…暑い…と呪詛を吐きながら過ごしています。みなさまは如何お過ごしでしょうか、夏。

夏のことを好きだったのは多分小学生まで。夏休みに父親の実家へ帰って海へ行き、虫採り、花火大会、冷えた西瓜、祖母の甘いたまご焼きに広い木の匂いがする家、五右衛門風呂。すっかりおばさんになった今でもあの土や風の匂いを思い出せます。大好き。

でも今は海も見えない、ただただ暑いだけの都市で毎日薄給で働いてグッタリ。おうちに猫がいなければとても暮らしていけません。

なので少しでも楽しく夏を過ごせるように、休みの日にはちょっぴり手の込んだおいしいご飯を作ったり、おやつを作ったり。誰かが大切に育てている花壇のお花を見て、美しさに微笑んだり。道端でひっくり返った蝉を踏まれないように路肩へ避けたり、入道雲の眩しさをじっくり眺めたりしています。

夏。夏。前ほど君のことを好きになれないかもしれないけど、夕暮れに蝉の声が変わると少し寂しいです。日が落ちるのが早くなっていくのも、さみしい。

暑いのは大嫌いだけど、まだタピオカミルクティーの行列に並んでないし、海にも山にも行ってない。お祭りにも行ってないし花火だってしてないから、もう少しだけ一緒にいてもいいかな、と思っています。夏。

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