これは私が私のために書くまだ半分にすら到達していないかもしれない私の人生の覚書。きっと忘れたらいけないことや大事なこともあったはず。 もう八方塞がりで生きていきたくなくて。でもまだ私にも希望があるかもしれないという、生にしがみつきたい私の物語。 私はとある田舎の町に産まれた。 祖父、祖母、父、母、そして歳が一つ上の兄。 男と女が生まれたことでおばあちゃんは大層喜んだそう。 そうして私が生まれ、その少し後におじいちゃんの病気が見つかる。その当時の医療でも、そしてきっと今でも治