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【7/15】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『原色の蛾』(西村寿行)と月刊PLAYBOY

7月15日のウォーキングコース
名古屋駅ミッドランドスクウェア前(9:53)~笹島交差点~納屋橋~伏見~栄交差点~大津通南下~若宮大通(10:32) 

 今日もお休みで、昨日ほど朝早くでなく、いつもの?時間にウォーキングしました。ちょうど笹島交差点の辺りで、ある喫茶店の前に結構な行列ができてるのを見ました。

階段に豪列が・・

 そう、「一日中モーニングサービス」で有名な『リヨン』です。僕も大昔に一度だけ入ったことがあります。その時は午後3時ごろだと思いますが普通にモーニングサービス(?)を食べました(笑)。

 今回はハードボイルド、サスペンスロマン作家の西村寿行氏の短編集『原色の蛾』を読了しました。

・原色の蛾
 ひき逃げによる業務上過失致死罪を犯した夫婦とそれを目撃して恐喝してくる男の物語です。まあ成り行きとしては恐喝男を殺してしまうわけですが、被害者と恐喝男のクモの糸のように細い接点を解明して謎を解きます。スリリングな展開がいいですね。最後は逃げきれずに残念(苦笑)。

・闇に描いた絵
 女性の言い分が妄想なのか事実なのかが最後まで分かりませんでした。今だとさしずめ「メンヘラ女」になるんでしょうね。

・黒い蛇
 容疑者が囮捜査(!)に引っかかって逮捕されるという、刑事コロンボの時代にあったような話でした。てか、実際に書かれたのは同年代なので(笑)。また、精神科医の催眠誘導に麻酔薬を使って、性被害で訴えられかける、という今でもありそうな事例がもう半世紀前に書かれてて驚きでした。

・高価な代償
「正当防衛」と「過剰防衛」が描かれてます。これも学生時代の刑法の講義を思い出しました。

・毒の果実
無神経な隣人を殺そうとした男が目的を果たせず、結果的には妻を殺害してしまうという最悪の展開になります。今でいう「イヤミス」ですね。

・恐怖の影
この時代に「刑法39条」(心神喪失)を利用・悪用しようとする男とそれを阻止しようとする検事の攻防が描かれてます。刑法でいう「責任無能力」ですね。最後はかなり後味が悪い結末になりました・・。

・刑事
昔はテレビドラマでも時効の寸前に逮捕する、なんてのがよくありましたが、この話もそんな感じでした。何せ、時効完成の5分前(!)に逮捕でしたから。これで解決と思いきや、物語は意外な結末に至ります。ちなみに、この話では刑事の妻が殺害されています。こういった場合、被害者の夫である刑事は仕事を忘れて復讐の鬼と化すか、闇落ち(!)したりしますが、今回は理性を保てて何よりでした。

 偶然ですが、家にあった「月刊PLAYBOY(1975年12月号)」を読んでたら、コラム欄に西村寿行氏が写真付きで取り上げられてました。

49年前の雑誌です
散弾銃は作品内でも出てきます

 月刊PLAYBOY(1975年12月号)はリアルタイムでは父が買ってきたものを、当時小学生でしたがこっそり読んでました(笑)。後年、東京神保町の古書店街で買い直したものです。週刊誌と違ってオールカラーで当時の製品や商品が大判1ページで、商品によっては見開き2ページを使って載ってるのが良かったですね。

若き日の北大路欣也(!)
CMソング はくつーるー♪

 今の人たちは「ソフトバンクの白戸家のお父さん」と言わないとわかりませんね(笑)。

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