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🎥映画記録『The Great Gatsby』 (2013.Buz Luhrmann)

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『THE GREAT GATSBY』

邦題は『華麗なるギャツビー』

言わずと知れたフィッツジェラルドの代表作ですね。

映画化は3度目ということですが
私はレオナルド•ディカプリオ版で
今回2度目の鑑賞となりました。


一度目に観た時の感想は

とにかく映像が華やか

こぎれいにまとまっているというよりは
時代を感じさせる観せ方がまたよくて
文学の世界観を大事にしているような印象も受けて
映画というよりも観劇の気持ちで観ていた記憶があります。

終戦後の狂ったような経済成長期に
誰もが正気を忘れ流されて生きている中で
自分の幸せをピュアに求め続けた青年ギャツビー

終盤で主人公がギャツビーに対し送る
「君だけが価値のある存在だ」
というような言葉が印象深く

ギャツビーの人生は悲劇のようにみえて
実は誰もがそういった人間としての熱い情熱やまっすぐな想いをもつことに
心のどこかで憧れを抱いていたのではないかとも感じられます。

ギャツビー自身もまたそんな想いを抱きながらも
上流階級へのコンプレックスや満たされない想いを
日々の華やかな世界で包み隠すことに虚しさを感じている様が
少し現代のこのSNS時代にもリンクする気がしました。

いや、いつの時代にも
そういった虚しさはつきものなのかもしれませんね。

ストーリーには関係ないですが
途中アップで写されるレオ様の瞳の青さに驚きました😳美しすぎる。

顔はタイプではないのですが
色気と存在感には圧倒されてしまいますね。

そしてキャリーマリガンが可愛いです。


この物語全体の主人公はニックという人物で
彼がギャツビーという男を回顧するという
タイタニックやTHE NOTEBOOKのような
語り手のあるスタイルです。

私はある限られた数日で起こる起承転結よりも
こういった人生観や人間の本質のようなものを描写している作品がとても好きなので
これもとても好きなものの一つです。

原作が読みたくなりますね。
実はまだ読んだことがなく。

全く関係ないけれど作中で使われている
A little party never killed nobody
という曲で以前踊ったこともあり💃🏻
親近感もあったりします。笑

美しいものを見たい人
小説を読むように映画を観たい方には
お勧めしたいかなと思う一本です。

#映画感想文

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