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意外と知られていない!これだけは押さえておきたい栄養素の基本のキ
さて、私は実際にダイエット指導や料理教室をメインの活動で行っていますが、その際に”五大栄養素”というキーワードが出てきても「ん?」といった雰囲気になり首を傾げる方がほとんどです。
皆さんはどうでしょうか??
学生時代に学んだことはあるけれど、そもそも五大栄養素って何だっけ??と言う方も多いかもしれません。
五大栄養素はカラダを作る上で大切な栄養素です。これを知らないが為にせっかくのダイエットで体調不良にならない為にも一度目を通していて損は無し!!
このマガジンを読んでくださる皆さんは栄養学やダイエットに興味がある方がほとんどだと思います。栄養素の知識が曖昧だと、土台がぐらぐらな建物と同じ。何をするにも失敗する確率がぐんと上がってしまいます!
でも大丈夫!これからの数回で押さえておいてほしい栄養素についてはきちんとご説明していきますので、安心して読み進めてくださいね♪
ということで初回の今回は、これだけは押さえておきたい三大栄養素の基本のキをお伝えします!
栄養素と働きについて
ではまず、基本となる栄養素の働きについて。
「皆さんは今何をしていますか??」
「マガジンを読んでます!」という声が聞こえてきそうですが、マガジンを読んでいるとき、体はどう動いていますか??
目を動かして、指を動かして、頭を働かせて、と一度に体の沢山の部分が動いています。
では、なぜからだを動かすことができるのでしょう??
それは食べたものが体の中で消化吸収され、エネルギーとなって動かすことができるから。
ヒトは生きているだけでエネルギーを消費しています。
心臓を動かし、呼吸をし、体温を調節するのも、食事を消化するのも全部エネルギーが必要なんですね!
その、エネルギー源となるのが
①たんぱく質
②脂質
③糖質
この3つ。
身体の根幹をなす栄養素で、「三大栄養素」とも呼ばれますね。
そこに、調整機能を持つビタミンとミネラルを加えて五大栄養素と呼ばれています。
もちろんビタミンとミネラルも非常に重要なのですが、
基本的な三大栄養素がベースであってこそ。
この三大栄養素をしっかり抑えることがどんなダイエットを行うにしてもベースになってきますのでしっかり押さえて行きましょう!
①炭水化物
まずは炭水化物から!
“炭水化物”は、「糖質」と「食物繊維」の2つに分けられます。
この2つの栄養素の役割は様々ですが、ざっくり説明すると以下の役割があります。
・糖質 →人の消化酵素で消化されエネルギー源になる。
・食物繊維→消化酵素で消化されずエネルギー源にならない。
糖質は主にエネルギー源となり、脂質やたんぱく質と比べて消化吸収の効率が良く、即効性があるのが大きな特徴です。
また、脳の唯一のエネルギー源という一面もあります。
(これとても重要です)
極端な糖質制限ダイエットをオススメしない理由の1つはこれにあります。
脳へのエネルギーがガクッと不足してしまうので、物忘れや疲れやすくなる、眠くなる(失神に近いです)などの症状がでてくることも。ダイエットに夢中になりすぎて、仕事や私生活に支障が出る確率がグンと上がってしまい、せっかく頑張ったダイエットが逆効果に・・・・・
しかし、逆に糖質の摂りすぎも肥満ルート一直線!!!
何事もそうですがバランスが重要です!
このあたりのバランスも今後の記事でお伝え致しますね!
次に食物繊維。
食物繊維といえば便秘解消などのイメージが強いですよね!
その通りで、食物繊維自体は消化されずエネルギーにならないので、エネルギーとしての役割より、機能性成分としての役割になります。
例えば赤ちゃんのウンチを思い出してみてください。
(ちょっと汚いですが大事な話なのです!)
お肉は完全に消化されて排泄されますが、
ひじきやきのこ類はそのまま出てきた事はありませんか?
これは、食物繊維は人の消化酵素では分解できないからこの様な現象が起きるんですね〜。
実際には食物繊維は腸内細菌による発酵分解の際にエネルギーを産出するのですが、その量はごくわずかなため、糖質のみがエネルギー源と考えられています。昔は捨てる栄養素と考えられていたようですが、近年「第六の栄養素」と呼ばれることもある食物繊維は、健康や美容にとって、とても大切な働きをしてくれます。
例えば・・・
@便のかさを増して腸壁を刺激し便秘を予防&解消する
@老廃物を掻き出す
@血統値の上昇を緩やかにする
@コレステロールの上昇を抑制する
などその作用は現代の日本人には必要なものばかり!
なので積極的に摂取してもらいたい栄養素です。
実際に、ダイエット指導や料理教室をしていても、必要量を満たしている人はごくわずか。
「食物繊維補給にバナナ食べてます~」て方もいましたが、1本食べただけじゃあぜ~んぜん足りません!バナナだけで食物繊維をとるなら14本以上食べないと取れないんですよ~!!それだけバナナを食べたら糖質の方が心配ですよね!
炭水化物の食事摂取基準は下記の表になります。
これだけ見ても分からないですよね・・・
ざっくりいうと、例えば1日に1800㎉必要な方はそのうちの半分は炭水化物から摂取しましょうとされています。
自分の値の計算方法は今後ご紹介予定です。
※目標量:生活習慣病の予防のために現在の日本人が目標とする量です。
※範囲については、おおむねの値を示したものです。
※この範囲内に収まるように摂取しましょう。
「脂質」
次に脂質について。
“脂質=脂”のイメージが強いので悪者扱いされることが多いですが、とっても大切な栄養素です!
具体的な役割は、以下の通り
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