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流行病はつらいよ Part2

悲しくも流行病の陽性反応を頂いた私😂でもその直後はしばらく軽症で、食欲もあり、「病に打ち勝つには栄養だ!タンパク質💪」とかなんとか言ってタンドリーチキンをせっせと昼間に仕込んで夕食を楽しめるほどでした。

ところが数日後、急に起き上がるのも困難になり、1階にある台所へ水を取りに行くことすらできなくなりました。家人に「お水をください」なんてメールして部屋の外まで運んでもらう始末。

今回、自分の症状のきつさとともに、かなり気がかりだったのが、私以外の家人に病をうつすのではないかということ。

高熱が続き、倦怠感が半端なく、できることなら身の回りのことをすべて丸投げしたかったのですが、未だに実態がよく掴めていない病なので、私の生活圏に罹患していない家人を入れるわけにはいきません。

だから洗濯も食事の準備も自分でしました。

とは言っても、洗濯は機械任せだし、食事ったってお湯は電気ポットが沸かしてくれるし、果物などすぐに食べられるものを冷蔵庫から取り出すだけのこと、大げさに捉えるほどのことではありません。

しかし、その洗濯機、冷蔵庫がある場所まで行って部屋へ戻ることが、流行病中の私には、極めて困難な作業だったのです。

転ばぬように手すりを掴んで一歩一歩ゆっくり階段を降り、常にどこかに手を突いて体を支えながら扉を開けたり、スイッチを押したりする。どうにか用事を済ませたら、今度は手すりを頼りにして体を持ち上げるように階段を上る。

必死のパッチでベッドへたどり着いたら、完全に息が上がって放心状態。しばらく仰向けになって、ただただ落ち着くのを待つばかり。

こんなのがいったい、いつまで続くのかと、虚しい気持ちで一日一日を過ごしていました。

そうして2週間が経ち、ようやく熱が下がり、食事もふつうに食べられるようになりました。

けれども、身体の怠さはそれからもしばらく続きました。

たった5分ほど近所を散歩しただけなのに、まるで2、30km歩いたように疲労困憊。読書をしようにも集中できず、テレビで映画を観はじめれば、座っているのが苦痛になって、最後まで観られない。

2週間も寝込んでいたのだから、体力も気力も落ちて当然です。

ここで無理することはない。

自分にそう言い聞かせ、歩く距離を少しずつ増やし、しっかり食べて栄養を摂った結果、無事に完全復活することができました。

病を患って健康の有り難さを知る、というのは常ですが、

いつも駆け上がっている階段に悪戦苦闘

お湯が沸くまでのほんの数分間、立って待っていることができないなど、

ふだん気にも留めないでこなしていることができない歯痒さをつくづく感じました。

いずれにしても、苦しみながらも病に打ち勝てたことに感謝です🙏

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