[連載:VUCA時代の教育デザイン⑩] 私が教える日本語クラス(1)

夜遅くにnoteを書くと思考停止していい文章が書けないから、昼間に書こうと思ってたのに、またこの時間にPCに向かう学ばない月曜日のアンバサダーです。このnoteでは今注目を浴びている革新的な教育のデザインについて書こうと思ってこのタイトルにしていますが、周り道をしながらも早いもので10回目の記事を書いています。今回から何回回続けて「私の日本語クラスで採用している教育デザインについて書いていこうと思います。

コロナが世界的に広がり始めた2020年の春に初中級と中級の2レベルの通年の日本語の授業を担当するようになり、2021の春に上級の授業を新たに教え始めました。一からカリキュラムを考える過程でどのクラスも日本語だけを教えクラスにしたくなかったのでそれぞれ一風変わった手法を取り入れています。今日はCLILと中級クラスについて書いていきます。

CLILとは?

CLILとは、Content and Language Integrated Learningの略で、日本語では「内容言語統合型学習」と言い、科目学習(content)と、外国語学習(language)を組み合わせた(integrated)言語教育アプローチを表しています。もともと

1990年代にヨーロッパのバイリンガル教育として始まり定着をしたCLILは、現在世界中の英語教育(ESL/EFL)で今一番ホットな教育手法になっています。日本でもここ数年でカリキュラムに取り入れる学校が増えてきています。

CLILは、科目と言語の教育の割合のさじ加減で、Hard(強形)とSoft(弱形)の2タイプに分かれます。もともとヨーロッパで行われてきたのは前者で英語教育などの語学を教えることが目的な場合は、後者になります。私の教える日本語のクラスでは、このHardとSoftの間ぐらいの強度のCLIL授業を展開しています。そしてContentはSDGs(日本語では持続可能な開発目標)を選んでいます。

4つのC

CLILは、Content(内容)、Communication(コミュニケーション)、Cognition(思考)、Culture/Community(協働学習)の4つのCで始まる要素が入ってるのが一番の特徴、アクティブラーニングで教える外国語教育だともいえると思います。

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