選択
電車に乗って、琵琶湖畔を眺めている。美しい湖水のほんの近くに建てられた、居心地良さそうな住宅をみながら、そうか、滋賀県のこういうところで暮らすことを選択している方たちがいるのだな、と、ふと。
わたしには、こういうところで、こういう風に、こんな家を建てて住む、という選択肢はこれまでの人生の中では見えていなかったけれど、もし、どこかで何かこんな暮らしを目にすることがあったなら、それがわたしの人生の中の選択肢の一つになったかもしれないな〜、なんて。
と考えると、世の中には、気づいておくには不可能なほど無数の選択肢があって、誰かが選ばなかったわたしの選択というのは、どれほど貴重なのだろうかと。
どんな存在が采配しているのか、この地球上で(いや、多分これは宇宙全体で)今この瞬間に何一つかぶることなく、誰かの選択がすべて現実として現れ続けているのを感じてみたら、この 経験していること すべてに、感謝が湧いた。
そして、いいんやん、これで、って。
だから、丁重に今を生きるんだってことなんだ、って。
木を見て森を見ず、という言葉とともに、森を見て木を見ず、っていう言葉もあることを思い出した。大いなる意図と、この瞬間。
だから、どちらも携えて、わたしはわたしの選択を信頼しよう。
それが、わたしの人生です。
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