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眼に注射した話②

↑近視性脈絡膜新生血管で抗VGEF薬(ルセンティス)を眼に注射した話、の略

手術当日

当日は10時から絶食、水もダメ。
11時半に病院へ行き、検査。午前の診察が終わったら手術という流れ。

足元がふらつくので帰りは誰かに迎えにきてもらうよう指示があった。
月曜はいつも混むので遅くなるかと思ってたら、雨で割と空いてて、予定より早くー12時半ごろー手術開始した。

手術服に上半身だけ着替えて、手術室へ。中には歯医者さんで使うような椅子。とてもよく気がついて話し方も穏やかな、いつものスタッフさんがいたので気持ち的に助かった。椅子に座った。仰向けに倒れてゆく。ほんの少し気持ち悪い。緊張のせいか。

先生が来た。スタッフさんに挨拶。椅子の頭側に座り、私にも挨拶。「頑張りましょう。」という言葉に、ああ、私、病気なんだなと認識。

近視は病気ではないと思っていた。1.5を誇っていた両眼は、10歳頃からハマった少女漫画のせいか0.9に。メガネ生活の始まり。その後高校生の時に見てくれを変えたくてバイト代でコンタクトを買った。顔の印象が変わらないのが嬉しかった。コンタクトをしたら世界が変わった。裸眼で見ることも少しづつ減って、落ちていく視力を気にも留めなかった。何なら視力悪い自慢をしていた自分を殴りたい。若気の至りとはなんて愚かなのだろう。あの頃の自分に言いたい。「もっと遠くを見なさい」「パソコンばかりやってないで1時間に1回は休憩を」タイムマシンがあって言えたとしてもまあやらないだろうけど。

まず私の目の周りを消毒。この時点では目を閉じているので難なく終わる。そのあとは目を開けての消毒。「上見てください〜。右上見てください〜。いいですよ〜。」と穏やかに語りかけられながら目を動かす。そのたびに目に消毒液が。事前に、注射よりも消毒の方が大変という感想があったということは聞いていたけど、確かにそうかも。でも短時間なのでそんなに苦ではなかった。

その後は麻酔し、目を開けて固定され(目に軽く乗せてるくらいの感覚しかなく、瞬きもできる)注射。それ自体はあっという間に終わった。

「はい、終わりましたよ。」と先生の声。終わった。「ありがとうございました。」と伝え、先生は退室。当然ながら、左目に違和感。鈍い痛みと、、、ん?今までになかった黒点。下のほうに2つできてる、、、それに手術前より白っぽくなってて見えにくい、、、。麻酔のためと一時的な副作用による飛蚊症だが、その時は「手術したことで悪くなったらどうしよう」という不安ばかりあった。

歩いて控室へ。手術服から下の服に着替え、30分ほど待機。緊張からかまた少し気持ち悪い。今度は軽く貧血っぽい。そうだ、お水を飲もう。だいぶ落ち着いた。
その後はずっと目を閉じていた。付き添ってくれた夫ちゃんと笑顔で話す余裕もなく。

落ち着いた頃に術後の注意事項。とにかく感染症に注意とのこと。NG事項:化粧アイメイク3日、下を向いた洗髪3日、目を押す・触る、重いものを持つなど力仕事、汗をかくこと。目薬をさす時もティッシュではなく皮膚洗浄綿を使用する。無意識に触らないよう、寝るときは眼帯をつける。

NG事項に伴い、家事の段取りをしなければならなかった。料理はなるべく簡単なもの、洗濯は干し場まで持っていってもらえればできる、お風呂掃除は顔に水がかかるかもでNG。

余談だが2回目の発症直前、何を思ったか私、10kgの米をスーパー(歩いて5分ほど)から歩いて持って帰ったんですよ。ちょっと買い物するつもりで立ち寄ったら安かったもので。ええ、バカですね。因果関係は分かりませんがトラウマで、重いものを持ちたくない。手術以降はネットスーパーを愛用してます。

話はそれますが、ネットスーパーって子供が小さい頃に少し利用してたくらいだったんですけど、ものすごく便利になってますねー。米や調味料など重いものはもちろん重宝していますが、くらしの品(洗剤とか)まで買えてしまう。移動・店を歩き回る時間と労力をたった300円で買えてしまうなんて、何という贅沢なんでしょう。これがあればおばあちゃんになっても買い物難民になる心配はないですね。ほんと、感謝感謝です。特に今のコロナ時代は買い物一つするのにも気を使いますからね。

では今日はこの辺で。



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