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誰かのことが羨ましくなっちゃったときに、自分を楽にしてくれるたった一つの言葉。

生きてると、羨ましくなっちゃいますよね、人のこと。

「あの子はいっつも丁寧な暮らししてるな~」とか、
「学生時代の友達と今もこんなに付き合いあるんだ!」とか、
「〇〇さん、新しい仕事任されたんだ!すごいなぁ…」とか。

ヘッダーみたいな写真を見かけたら、結婚したの!!!!マジで!?!?って思うし。

羨ましいと思っても自分は何も変わらない。
分かってる、分かってるけど、それでも羨ましくなっちゃうのが人の性。

今まで私は、あんまり人のことうらやましいと思わないタイプだと思ってました。
でも最近、友達が出世した話を聞いたり、SNSで楽しそうな写真をアップしているのを見ると、いつも

ザラッ

と心が音を立てているのに気付いて。


もしかして…これが嫉妬ってやつじゃないか…?

とようやく気付きました。25歳にして初めての自覚。

自覚と共にこれまでの自分を振り返ってみると、これまでもめちゃくちゃ人のことを羨ましがってきました。

あの子は飲み会でいっつも楽しそうで輪の中心にいるのに、なんで私はいっつも端っこでちびちびお酒飲んでるんだ…?

SNSでみんな色んなとこに行った写真をアップしてるけど、私休みの日はたいてい家でYoutube見てるぞ…?充実した休日とは…?

あの人はいつも定時に仕事を終えて、他の人のフォローまでして帰るけど、私はせいぜい自分の仕事を定時に終えるので手一杯だな…?


羨ましさの後に押し寄せるのは、「なんで自分はできないんだろう…」「自分はどうしてあんな風になれないんだろう…」という自己否定の言葉。
周りの人には何も言われていないのに自分で自分の首を絞めて、しんどくなることが多々ありました。


でも、ある時ふと思い立って、羨ましいな~~っておもったらすぐに自分にある言葉を言うようにしました。
そうすると、かなり嫉妬からの自己否定のスパイラルに陥るのを防げるようになりました。

それは、「自分もそれやりたいんだっけ?」という言葉。

羨ましいという感情が湧いてきたら、有無を言わさず自分に「それって自分もやりたいこと?」と尋ねるのです。

そうすると、

いや私そもそも大人数の飲み会そんなに好きじゃないな…

そういや忙しく土日に予定入れていた頃もあったけど、疲れちゃったからあまり予定入れないようにしよう!って一年前に誓ったわ!

自分がありたい働き方って、どうだったんだっけ…?


と、やみくもに人を羨ましがることがなくなりました。

それとともに、その事柄について自分は本当はどう思っているのか、自分の気持ちの輪郭がはっきりするような感覚が持てるようになりました。

結局ひとってないものねだり。

自分にないものを持っている人を見ると、やっぱり羨ましくなっちゃいます。

でも嫉妬のエネルギーをそのまま自分の内側に向けて突き刺すと、すごく苦しくなります。
だって、自分の中にないものに人は嫉妬するんだから。

だからこそ、嫉妬のエネルギーを自分の内側に向ける前に、いったん立ち止まって、それは自分が本当に手に入れたいものなのか問い直すことで、嫉妬を自己理解のきっかけにすることもできると思うのです。



【今日の一曲】
KANA-BOON ないものねだり

おいしそうな炒飯MV。


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