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2年目春学期の振り返り

WSの成績返却の後、スクーリングの評価も返却され、私の2年目の春学期が終わった。この学期ごとの振り返りは、イラストコースの専門科目以外のことについて書く。

その前にひとつ。5月末、一部の生徒に大学からメールが届いた。前年度の取得単位数が年間の上限を超えていた生徒への注意メールだ。今さらだが、去年は取っていい単位に上限があるとわかっておらず、できるだけたくさん!と欲張って履修していた。通学ならともかく通信で上限があるなんて…!と、ちょっとモヤっとするけど仕方ない。私は、1年目冬で上限50単位を超えた。ルール違反な数を見せるのもあれなので、このまとめシリーズの表紙では累計単位数ではなく、その学期に取得した単位数を公開することにした。総取得単位数は来春最後の最後に公開する(KUAの方なら記事を辿れば計算できますが…💦)。

◎芸術史(日本3、アジア3、現代3)
コンプリートを目指して履修している芸術史もいよいよ終盤へ。今学期は3つ履修し、評価はすべてA80だった。現代はこれが最終。ずっとB止まりだったが、最後にAが取れてうれしかった。
芸術史の3と4は文学や演劇、芸能などを扱うのだが、どれも本当に面白い! 絵画や美術品、建築の概説の1&2も鑑賞するのが楽しかったけれど、とにかく数が多い。3&4は扱う作品やテーマがだいぶ絞られていて吸収しやすかった。講義動画で音楽や舞台、詩・文学の朗読などを視聴できるひとときが心地よかった。
特によかったのはアジア3。これまで知らなかった中国演劇のことも勉強できて、大好きな中国ドラマを観るときも理解が深まっていてうれしい。世界が広がった。

◎スクーリング(基礎デッサン)
在学中に一度は経験してみたいと思っていたスクーリング。日程などから決めて申し込んだのは基礎デッサン。外苑キャンパスに2日間通った。
昨年TWの造形基礎演習1と2を履修済だったので、鉛筆や練り消しの用意もあるし、要領も多少わかっているつもりだったが、スクーリングに行って履修の順番を間違えた!と思った。
デッサンはまずはスクーリングに行くべきである。その場で先生に教えていただけることには計り知れない学びがあった。講義動画を見て、自分なりに自宅でやることでは辿りつけない発見や悟りがある。自分では意識しないで適当に流してしまうところをその場で先生に指摘していだたき、ちゃんと向き合うという体験ができるのも貴重だと思う。先にスクーリングに行っていれば、TW造形基礎演習ももっと好成績だったと思う。
受験を経て通学する美大・芸大は、デッサンの対面授業もたくさんやるのだろうが、上手くなるのも納得。デッサンは、デジタル絵、それにジェスチャードローイングとも真逆の世界だと改めて感じた。単純化や誇張はしない。見えたままに粘り強くよく観察して描く。アナログだからデジタルのようなやり直しはできない。長い期間でもずっと描き続けられるよう、紙を痛めない鉛筆の使い方を覚えなければならない。デッサンには終わりがない。
イラストコースにも素晴らしい授業はたくさんあるが、デッサンのスクーリングで「絵を描く」ことの深い深い部分にちょっとだけ触れることができた気がする。この授業に出会えてよかった。評価はS93だった。

2年目春のまとめは以上。次学期はいよいよ来春卒業をかけた最後のWSと対戦する。


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