クロップマーク
戦闘時中の高射砲陣地の痕跡を探して空中写真を眺めもう一つの楽しみは、都市化が始まる前の原形が観察できることだ。
かつて埼玉の越谷は東京湾から50キロも離れた内陸であるが標高は低く、暖かいで海面が高かった縄文時代には海だったような場所で河川から濡れた土砂が堆積した低湿地だった写真を見ると水が流れた跡をトレースする集落ができることがわかる。 河道脇に砂や砂利が積もった自然堤防の上は耕作には向かないけど水はけがよく周囲よりわずかに高くなっているため家を建てるには向いているのだろう。 上空から眺めていると家屋という植物が水の流れに沿って群落を作っているように見える。
( 2023/7/26 Post に掲載 )