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春夏秋生の生えてきたインタビュー第5話

【聞き手:春夏秋生 + ミカノハラ・ガムランプロジェクト×ウーラン(折り紙)】

ガムラン練習の日にウーランが作品イメージの模型と和紙を手にしてやぎやに来てくれました。ウーランの手。これまでに何枚も何枚も折り続けてきたであろう指先。

ガウディ:どんな作品を作ろうかなとかは決まってる?
ウーラン:大きな尾長鶏を作ろうと思ってる。
しっぽとかが揺れたらいいなと思って。
それと別に麻のひらひらみたいのを付けたらふわっとなると思う。
ガウディ:しっぽがふわーっとなるかんじ?
そしたら、おっちゃん達もその作品のところで一緒に演奏しようと思うんだけど、どんな演奏してほしいとか、こんな曲一緒にしたいとかあるかな?
今、おっちゃん達が練習している曲が4曲ぐらいあって、一緒に何かやってみたいなとか、演奏している中に折り紙があったらいいのかな?
ウーラン:一緒にっていうのは?
ガウディ:ウーランと一緒に踊るとか(笑)。見てくれてる人達と一緒に何かするとかね。
中川さん:作品を動かすとかね。
ガウディ:今日全部決まらなくても、僕らと一緒に何していこうかなって話をして作っていけたらいいね。
中川さん:曲としては良い曲があって、「千羽の鳥」という曲があります。
瓶原で初期にやった事ありますよ。千羽の鳥が空を飛んでいるという曲でわりと鳥というところでいいかもしれない。
ガウディ:今やりましょうか、ってすぐにできたりしますか?
中川さん:できますよ。楽譜もここにありますよ。(ここで急に千羽の鳥を練習する事に)

秋生      :ここに来てくれて初めてガムラン音楽を知ったの?前から知ってた?
ウーラン:確かどっかで聞いた。
ガウディ:もう作り始めてる?今、設計図を作ったりしてるのかな?
ウーラン:まだ作り始めてないけど、結構大きい和紙を注文してる。もうすぐ届く。11月の頭くらいかな。
ガウディ:今日聞いた音楽のイメージとかも取り入れていけたらいいね。
(千羽の鳥や数曲ガムラン練習が行われた後)

秋生      :折り紙は小さい時からよく折ってたの?
ウーラン:最初は友達が作ったのを見せてもらって作り方を教えてくれて、やってみたら面白かった。そこから折るようになった。
秋生      :ウーランはどうしてみかのはら~とに出してみようと思ったの?
ウーラン:ガムラン音楽が面白そうやったから。
いつも音楽を流しながら折ってて、一緒に曲が流れてたらいいなと思った。
秋生      :家ではどんなかんじで作ってるの?
ウーラン:家ではだいたいゲームの音楽を聞きながら、折りたいものの作り方の動画を見たりして作る。

秋生      :すっごく大きな作品を作った事があるんだよね。
ウーラン:去年の秋には9m×9mの画用紙で鶴を折った。大きいのを作ってみたいなと思って。
秋生      :9m×9m!よくそんな大きいのを作ろうと思ったね。それは誰かと一緒に折ったの?
ウーラン: 一人で折った。
(ウーランさらりと一言)
秋生      :どれくらい時間かかったの?
ウーラン:うーんと6時間くらい
(ウーランこれもさらりと)
秋生      :えーーーー!6時間!どこで作ったの?
ウーラン:当尾小学校(今はもう廃校になっていて現在はイベントなどで利用されている)の講堂で折った。お母さんが借りてくれた。
秋生      :一人で大変じゃなかった?
ウーラン:折るのとかが硬くて端と端がずれてしまったりとかした。
秋生      :そのやってみよう!っていう気持ちがすごいね。将来こんな事してみたいなとかあるかな?
ウーラン:紙じゃない素材、鉄みたいので作ってみたい。

秋生      :何をしている時が楽しい?
ウーラン:スクラッチ(プログラミングのアプリ)でできないところができたら嬉しい。

ガムランプロジェクトとのインタビューの後、「僕も弾きたい」のウーランの声で一緒にガムランの練習をしました。
次の練習にも来てくれるそうです。
ガムランと折り紙作家のコラボレーション。
さあどんな作品がガムラン小屋でひらひらするのでしょうか?

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