よく喋る炭水化物。生活と趣味のことを書きます。

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最近の記事

相対評価の角ハイボール

かなり前に飲み切った角瓶を買い足すのをめんどくさがっているうちに、いつぞやの北海道旅行で買った竹鶴を飲むことに慣れてしまった。 そのせいで、久しぶりに飲んだ角ハイボールが、大好きだったはずなのになんだかあまり美味しくない。大学生の頃は「世の中の水分すべて角ハイジンジャーであれ!」て思ってたはずなのに。 そんなこんなでなんだか少し切ない気持ちになっている木曜夜です。こんばんは。 いい景色を知れば知るほど、今までいいと思っていたものを相対的にそう思えなくなることが必然的に増

    • 軌道修正、200円

      丁寧なごはんを食べたあとや、人から丁寧に扱われたあとは、ほぼ必ずと言っていいほど身体に悪いものが食べたくなる。 コンビニで200円くらいで買える、ホットスナックとか、カップラーメンとか、生クリームもりもりのスイーツとか、そういうの。 今日はセブンイレブンのきつねうどんにした。 別に丁寧なご飯がまずかったとか、人から丁寧に扱われるのが嫌だったとかそういうのではない。むしろご飯は美味しいし、人から丁寧に扱ってもらえるのも嬉しい。 ただ、丁寧さを浴びる度に、本来私が摂取すべ

      • ハイボールと金曜日

        金曜日。 あした仕事がないのをいいことに、いつもよりも濃い目にハイボールを作った。相変わらずお酒っておいしいな。重たい現実から程よく離脱できる感覚も大好き。 30年近い人生、納得いかないこととか、がっかりすることとか、やってらんないことばっかだけど、たまにこうして美味しいお酒を飲みながら何も背負っていない状態で目の前の景色を見渡して、今生きている私の人生を丸ごと全部知っているのは私だけなんだということに気づいて、たまらなく愛おしい気持ちになることがある。つまり今それ。 ど

        • 日記を書いていて思うこと

          久しぶりにnoteを書こうと思い立ってアプリでエディターを開いたら、文字入力欄に「こんばんは。お体にお気をつけくださいね。」という文字がうっすらと浮かんでいた。優しい世界…。 日々、仕事でスピード感を求められて数字や生産性のことばかり考えいると、どうしても「この仕事は本当に目標に対して意味があるのか」の視点ばかり強固になってしまって、今の私の仕事は社会や人の未来にとってどうなのか、という広くて長い目線や、人にとって嬉しいことってなんなのか、みたいな純粋な目線を見失いそうにな

          寝酒女のぼやき

          最近、また寝酒の習慣が復活した。 この世は平常心で生きるには、無邪気に直視できないものがあまりにも多すぎる、とよく思う。 お酒は本当に大好きだけれど、酔うためだけに飲むお酒は、正直あまり美味しくない。目標に到達するための淡々とした作業という感じがする。日々起こる出来事を真正面から受け止めようと生きていると、いろいろな方向から鋭い輪郭が突き刺さるのがつらくなってきて、あえてお酒で視力を下げてよくわからない状態にするために飲む、という感じ。視力が下がると、見なくていいものが見

          寝酒女のぼやき

          深夜のジャズポップコーン

          最近、近所のスーパーにジャズポップコーンの醤油味が登場した。 これ。ピンク色のバター味が定番。不意にあったかいポップコーンが食べたくなったときのために、洗濯機横のラックに、ファブリーズとかと並べてS字フックにひっかけている。 ずっとバター味しか並んでなかったのが、醤油味が増えてたので買ってみた。そんで今食べ終わった。美味すぎる。なんだこれ。 ちなみに、スーパーの陳列に味の種類が増えたの、私がしょっちゅう買ってたおかげだな!とか思いながら食べたけど、多分違う。 どのくら

          深夜のジャズポップコーン

          脱力コンビニ人間

          久しぶりのnote。 書こうと思って開いたことは何度もあるんだけど、なんかこう、noteって「ちゃんとそれっぽい文章を書かなきゃ感」が強烈に漂ってる気がする。ちゃんと書こうとしてる自分の浅ましさが嫌になって途中で書くのをやめてしまいがち。 もう死語かもしれない(というワード自体が死語かもしれない)けど、昔のAmebaブログとかもっとこう、雑多な日記みたいな感じで、今日は学校の給食が揚げパンで〜、とか、部活がだるくて〜、みたいな力の抜けた話してなかった? まあそんなわけで

          脱力コンビニ人間

          『おいしいごはんが食べられますように』感想文

          こんばんは、餅です。 実は8年以上前からアカウントを持っていたnote。読んでて痒くなる昔の記事は丸ごと非公開に変えて闇に葬ったので、久しぶりに投稿しようと思う。 ※感想に一部ネタバレを含みます -- 数ヶ月前に、『おいしいごはんが食べられますように』という本を読んだ。 一時期、どの本屋に行っても目立つ位置に置いてあった本。 いかにもな感じのタイトルといかにもな感じの表紙を見て、まーた最近流行りのご飯小説か!とひねくれた気持ちになり、手を出さずにいたのだけれど、と

          『おいしいごはんが食べられますように』感想文