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定期試験勉強のこと

勉強関係の記事では初めましてとなる遊鞠風です。
今回は“定期テストで得意科目を作るのが大事だよ”という内容で、主に高校1年生とその親御さんを対象にしています。
私自身は定期テストが大嫌いで、大学受験も2年浪人生活をしています。進学したのは薬学部だったので、大学生でもたくさんの定期テストを受けましたが、嫌いで仕方ありませんでした。丸暗記が苦手なタイプなので、定期テストとは非常に相性が悪いです。
それなので、ある意味は失敗談がベースにありますし、成功者のメソッドでもありません。
1つの視点として見て頂けますと幸いです。
 
高校1年生で得意科目を作ることが大切な理由は大きく3つあります。
1つ目は文理選択です。高校生活では早ければ2年生から、遅くても3年生では文系/理系を選択しなくてはなりません。英語が得意科目の場合は関係ありませんが、数学や国語が得意科目になる場合には、文理選択に影響を及ぼします。
文理選択は勉強したくない科目を避ける選び方もありますが、得意科目が含まれる選択もあります。
 
2つ目は大学受験としての戦略です。
正直、私は得意科目がないタイプでした。理系選択の割に国語や公民を苦にしませんでしたが、数学も化学も得意ではありませんでした。何が起きるかというと、得意科目が無いので1科目でも失敗すると取返しが付かないのです。
得意科目と苦手科目がある場合は、運よく苦手科目が上手く行ったタイミングで合格を拾うことができますが、得意科目がない場合には全科目を無難にまとめないと勝ち目がないです。
そして、得意科目を作るのには時間がかかります。苦手科目を普通にするのは、最低限の部分を暗記するだけでもどうにかなりますが、得意科目を作るにはその科目を深いところまで勉強しないといけません。ですので、時間がかかります。
 
3つ目、最後の理由は人生設計です。
一部の職業は、専門の学部に行かないと、なることができません。医師や弁護士ですね。
今は高校生だとしても、早ければ高校卒業と同時に、あるいは大学卒業後には就職して、給料を頂いて、自力で生きていく必要があります。
給料を頂けるのは、貴方の仕事に価値があるからです。おそらく価値があるのは得意分野であって、苦手分野ではないはずです。
苦手を克服して人並みになることは悪いことではありませんが、あくまで人並みです。会社的な目線で行けば、代わりはいくらでもいるわけです。
大事なのは貴方が人より優れている分野があることです。

メモ1

堅苦しいことがたくさん書いてありますが、あまり真面目に考える必要はありません。好きな教科を見つけて、その教科については定期テストで他の教科よりも頑張るだけです。ただ、いずれ真面目に考えなくてはならないので、いったん考えてみるのも悪くないと思います。
 
さて、得意科目の次は苦手科目の話。ここは親御さん向きかもしれません。
一番大事なのは、平均点にこだわっても仕方がないよ……、という話です。当たり前の話ですが、平均点を取れるのは学年で半分の人だけです。ここを勘違いして親御さんがお子さんに「平均点も取れないんじゃ!」と言い始めると、子供が地獄を見ます。
高校は受験で入ってくるので、集団としては均整がとれています。その中で苦手科目も含めて全て平均点を取るのは大変です。得意科目の良い点ではなく、苦手科目の悪い点にスポットライトを当てる価値観なので、重要な“得意科目を作ることとも反します。まずはしっかり得意科目を作って、勉強が嫌いにならないことが大切です。
 
ただし、平均点にこだわる必要はありませんが、赤点を取ってはいけません。
赤点は学校生活における失格です。できれば、いかなる理由があっても避けるべきで、体調不良やイベントの忙しさがあっても、避けるべきだと思います。
 
正直、定期テストの好き嫌いは結構分かれると思います。
高校の勉強は丸暗記の有用性が高いですし、深堀して研究したい人には苦痛な部分も多いと思います。高校の勉強はどうしても理屈を端折ることが多いので、丸暗記になりがちだからです。
そして何より、しっかり高校生活を楽しむが一番大切であることも、決して無視してはいけません。

メモ2

長々と書いてきましたが、必ずしもこの内容が正解とは限りません。推薦での大学進学を考えているのであれば満遍なく点数を取ることが大切ですし、スポーツや音楽のような専門分野に進むのであれば、まったく別のアプローチが必要です。
何より私は高校生活の定期テストを苦手にして、大学受験も2年浪人をしているので、説得力もありません。
それでも、一つの視点としては、悪くないのかなと思って、記事を書いてみました。
高校生の方や、その親御さんがこの記事を読んで、少しでも助けになることがあれば幸いです。

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