見出し画像

サカナクションのオンラインライブを観た②

大好きなバンドのサカナクションがオンラインライブを開催した。そのバンドがオンラインライブをするのは今回で3度目。過去のライブはコンセプトがはっきりしており、何かと理由をつけたがる自分にとってはわくわくするものだった。それは今回も同様どころか更に拡張されたものであった。今回のコンセプトはライブだけでなく今後発売される2枚のアルバムまで繋がっているのである。天才だ。そんなオンラインライブを視聴した感想を書いていきたい。

①ではこれまでに2度開催されたオンラインライブを振り返った。ここではようやく今回の公演の感想を書く。(前振りが長い)

期待を増大させた事前情報

今回は予告映像でのプロモーションが展開された。そこでいくつかの情報が公開されていたが、その中でも一際、注目を集めたのはアダプトタワーという建造物の存在だった。意味が分からない。普段からライブ演出として大規模なセットを作るようなミュージシャンを応援していればすんなりと受け入れられるのかもしれないが、サカナクションはそういうバンドではない。その為、そこに手を出してしまったら予算はどこまで膨れ上がってしまうのかという不安とそれが演出とどう関わるのかが気になって夜しか眠れない状況になってしまった。
他にも謎の女性の正体などの情報も解禁され、完全に予想できないライブになった。それと同時に期待も爆上がりした。

感動を実感

遂に公演開始。暗い場所から始まったことで一気に緊張感が高まる。カメラは1人称視点で階段を登っていく。登った先には霧が立ち込めている。そこに山口一郎さんだけがいて、1曲目が始まる。他のメンバーは同じ建物の別の場所で演奏している。そして、鳥肌が立つ瞬間が1曲目の終わりに訪れる。ギターを弾く山口一郎さんが曲を終えた瞬間に手を広げ、タワーから落ちていく。(1番下にあるリンクから1曲目は見ることができる。限定公開中。)びっくりした。そこからも新曲を織り交ぜつつライブが進んでいく。その中で謎の女性を含めた演出で曲が表すメッセージを色濃くしていた。圧巻だった。ライブが終わった瞬間にこれが感動する感覚なんだと実感できた。そういう感情になり難く、気づき難くなっている状況でもそうさせてくれるサカナクションに出会えて良かったと心から思えた。
感想を書く投稿でこんなこと言ったら本末転倒かもしれないが、言葉では説明しにくいため観てほしい。絶対に想像を上回る世界に惹き込まれる。その中で揺れ動く感情を楽しんでほしい。

最後の方はオタク特有のアツさが出てしまって申し訳ないのですが、本当に凄いので体験してみてほしいなと思う。後、円盤化も楽しみだ。どのようにデザインしてパッケージするのか気になる。これからもずっとサカナクションを追っていきたいと感じられるオンラインライブだった。

↓限定公開中の1曲目

https://youtu.be/vJSPz6fzhqw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?