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やめる選択

みなさんは、『 これ、や~めた!』って思ったことありますか?

いつの間にかやることを しなくなっていたこと、

はっきりやめる!と決めてやめたこと、

かくれんぼ、おにごっこ、予習・復習、

交換日記、SNSへの投稿、ランニング、それから それから。

私は 子供の頃は 多分なんとなく やめていたことが多かった気がします。

唯一宣言してやめたのは10歳の頃。『 ピアノのおけこ 辞めたい 』

母が ピアノを 習わせたがっていたのですよね~。だからなかなか言えなかった。そりゃ 上手に弾けたら素敵だけれど それには 練習しなくちゃね。楽譜の読めない私にはとても苦痛でした。

難なく楽譜の読める母には 想像つかなかったでしょうね~

今回は 大人になって 私が『 やめる 』という選択をした時 のことについて書こうと思います。

『 見栄のための子育てを やめる 』

私が子育てをしていた30年前(1995年より前)は SNSとか全くなくて

子育ての情報収集は もっぱら雑誌でした。そこには キレイなママと可愛いお洋服を着た子供が 笑顔で キレイな絵になることをしている写真が満載でした。

今でいうインスタ映えする?ってやつです。

私は昭和63年生まれと 平成2年生まれの男の子の母。

毎日午前、午後各2時間は 公園で遊ばせて、

食事は栄養バランスを整え、飲み物、おやつは手作り、

毎日布団は日に干して 清潔を保つ

19:30には お風呂に入れて、寝る前には歯磨き&絵本の読み聞かせ

なんか 他にもあったような気がしますが、毎日手一杯。

そんな息子達の散髪は もっぱら床屋さんで バリカンで5分刈り。

毎回 床屋さんでは、終わるとぺろぺろキャンディをくれるので 息子たちはまぁまぁお利口にしていました。

そんなある日 事件は起きました。

( 長男6歳・次男4歳だったと思う。)

散髪前にシャンプーしてくれる床屋のおかみさんが シャンプーしながら次男に聞きました。

『 ねぇ坊や この前頭洗ったの いつ? 』

次男『 この前 床屋に来た時 』    Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

そうなんです。次男が3歳位になり 溺れる心配なくなってから、

私は息子たちと一緒にお風呂に入ることはなく、

長男に 『 ちゃんと頭洗ってよーと 』声をかけるだけでした。

それまではシャンプーハットかぶせて 洗ってやっていましたが、

3歳近くになると頭が大きすぎてシャンプーハットかぶれないし、

もともと坊主頭だから 顔洗うのと同じようなもんだし、

6歳になる長男もいるしってことで、しつこく確認もせずにいました。

( 大体 私たちの住んでいた団地のお風呂にはシャワーが付いていなくて、後付け工事でつけたシャワーは今のと違って 安定した使い心地では ありませんでした。)

2人は 浴槽にもぐったりして遊んで それは楽しそうだったし、20分も経つ頃には お肌がピッカピカでした。

ああ~でも やはり頭は臭かったのでしょうか?

髪が べたべたしていたのか?

週末に 夫とお風呂に入っても きっと夫は 面倒くさがって 頭洗っていなかったに違いない。

『 やだ あの奥さん

子供の頭も ろくに洗ってやらないんだわ!』

と、床屋のおくさんには 思われたでしょうね~

そして きっと

『  他の事もやれていないんだわ。できてないんだわ。きっと。』

と思われたことでしょう。

そうなんです。事実 頭を洗ってやっていないんです。けれど そこで そう思われたくない!ちゃんとした親だと思われたい!という気持ちが強ければ 自分の行動を変えたと思うのですが、私としては 息子たちが不潔には見えなかったし、毎晩子供とぎゃんぎゃん言い合うのも嫌で、床屋のおくさんにどう思われても苦に思わないことにしました。

自分の評価が下がっても 私の生活にゆとりがあった方が良い、と思いました。評価が下がるって 大げさですが、最低限のことは出来ている自負はあったので、雑誌のように見えるべく 見栄を張るのをやめた、ということでしょうか。

私が31歳の頃の話です。もうだれも知ったこっちゃない話だと思いますが、どなたか 子育て中の方の参考になれば。

それ以降

なんだか ものすごく張り切って1000万点取るぞ~っていう子育てから 肩の力が抜けたような気がします。逆に手を抜き過ぎたかもしれません(^-^;


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