母の死から 自分のエンディングノートを作成してみました。

母が亡くなって、四十九日が終わり、気持ち的には少し落ち着いたのかなと感じています。

大体、1か月の間は気持ちの変動が激しく、何も手につかない日も多くありましたが、そこからは徐々に日常を取り戻していったように思います。同居ではなく、離れて暮らしていたため、そこまでショックは大きくないのかもしれません。と考えると、同居だった場合は、立ち直るのにどのくらいの時間がかかるのか、想像できません。

もし自分に何かあったら、もしくは、もし夫に何かあったら・・・。高齢親ほどリスクはないでしょうけれども、ないとは言えません。

ですので、エンディングノートを作成しようと思い立ちました。


エンディングノート作成の意図

もし何かあった場合に、自分の口座情報がないと、残された家族が困るな、と思ったのが一番の理由です。実際に身内が亡くなってみて、葬儀前後は精神的なショックでそれどころではないでしょうから、日ごろから情報を整理しておき、何かあった時に確認できるものを作っておいた方が良いかと考え、必要な情報にアクセスするためのファイルを作成しました。

また、一方で、父から亡くなった母の役所関係の手続きの大変さの話を聞いたことで、必要な書類を取り寄せるための情報を残した方が良いとわかりました。

ですので、いっそのことエンディングノートとしてまとめた方が良いのではないかなと思い、作成することとしたのです。


エンディングノートの項目

下記を参考に、エンディングノートの項目を作成。(神奈川県厚木市のホームページより。)

ノートを購入しなくても、上記以外にも必要項目情報はネット上でいろいろ手に入りますので、エンディングノートを作成すること自体は0円からできますね。今後も定期的に更新することを考えて、wordファイルで作成し、出力してファイルに入れる形としました。


検討した結果、自分のエンディングノートの項目は下記となりました。

・自分について(結婚前・後の本籍地、自分の略歴、病歴など)

・口座情報(銀行、証券会社)、契約関連(クレジットカード、公共料金)、保険、負債の有無

・もしもの時の意向(介護、病気、葬儀、遺言書の有無)→ こちらについては上リンクのエンディングノート内の質問事項に答える形式

・形見に残したいもの (あまり残せるものはないですが、ジュエリーとか)

・家族へのメッセージ

・自分の人生の振り返りと、これからの人生でしたいこと → 病気の予定があるわけではないので、自分の人生を前向きに生きるために、この先の人生でしたいことを綴ってみました。


エンディングノートを作成してみて思うこと

エンディングノート、というと、人生の終盤に作成するもの、と考えがちでしたが、実際に書いてみて、人生の節目に更新していっても良いのではないかと思いました。エンディングノートという名前だから、30代の自分には早いかと思っていましたが、自分ノートと考えれば、毎年~数年に1回見直し、いつ何かあっても問題ないように準備しておけば良いものと思いました。

また、自分のこれからの人生を良くしていくために、今までの人生を振り返り、この先の残りの人生で何を大事にして、何を達成したいか、考えていく場にもなるのかなと思います。


家族を持ったタイミングや、育児休業という少し時間ができるタイミングがあれば、若いうちであってもエンディングノートを作ってみるのが良いと思います。

また、自分で作成したことで、親に勧めやすくなるのかも、と思います。もし高齢の親にエンディングノートを書いてもらいたいな、と思ったら、親に書いてもらう、というよりは、親子で一緒にノートを作成しよう、と考えるのが良いのではないかと思います。


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