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なぜ、私は朝に弱いのか

朝起きられない。朝起きられる。
この違いはどこから来るのだろうか。

朝が強い、弱いという表現があるが、強い人はなぜ、弱い人はなぜそうなっているのか。

私はその疑問を解決すべく、本を読んだりネットで調べたりした。
その結果分かったことは、朝に強い人と弱い人の違いは脳にあるという結論に至った。
朝に弱い人の脳は、朝起きることを拒否するようにできているらしい。
これはつまりどういうことかと言うと、朝起きようとすると、脳内から「もう起きたよ」と声がするそうだ。しかし、それは幻聴であり、実際はまだ寝ているのである。
なので、朝起きても脳が目覚めず、そのまま二度寝に突入するのだ。
朝に強い人は、脳が目覚めるのが早いので、脳が「もう起きたよ」
と判断すれば、スムーズに活動できるということのようだ。
このことから、朝に強い人は寝起きがいいのではなく、目が覚めているだけなのだ。
では、どうすれば朝に強くなれるのか? それには、まずは体内時計をしっかり合わせる必要がある。
人間は一日24時間より長く生きることはできても、短くすることは不可能である。
だから、夜になったら寝ることが大切だ。
そして、起床時間を一定にする。これが大事である。
例えば、朝の7時に起床し、夜の22時には寝るなど、決まった時間に寝て、一定のリズムを保つことが大事なようだ。
これならば、毎日同じ時間に眠りにつくことができるだろう。
そうすれば、自然と体内時計が整い、朝にも強くなれるというわけだ。
ただ、私の場合は夜型人間なので、そう簡単にはいかないだろうが……。
さて、ここまで色々書いてきたわけだが、そもそもなぜ私が朝に弱くなってしまったのか。
これには、幼少期のトラウマがある。
幼稚園児の頃の話だ。
ある日のこと、私は友達と一緒に公園で遊んでいた。
みんなで砂場でお城を作って遊んでいるときだった。
私はいつものように砂遊びをしていたのだが、途中でスコップが壊れてしまった。
みんなは新しいものを持っていたが、私は持っていなかった。
どうしようと思っていたら、近くにいた女の子が「はい!」と言って、私に新品のスコップを渡してくれた。
その子はとても優しい子だったので、善意で渡してくれたのだろう。
だが、当時の私はとても嬉しかった。
ありがとう!と言いながら受け取った瞬間、女の子は急に泣き出したのだ。
どうやら、私が勢いよくスコップを受け取ったせいで、手が痛かったらしい。それからと言うものの、私は自分が悪いことをしたと思い、罪悪感に苛まれた。
それ以来、私は自分の行動に自信が持てなくなった。
常に相手のことを考えているつもりでいるが、結局相手を傷つけてしまうのではないかと思ってしまうようになった。
また、自分という存在が嫌いになった。
どうして自分はこんなことしかできないんだと自己嫌悪に陥った。
そんな私を両親は心配してくれていたようだが、正直放っておいてほしかった。
なぜなら、私みたいな人間に価値はないと思っていたからだ。
自分に自信のない人間が社会に出てやっていけるはずがないと思った。

そんなこんなで、私は朝が弱いのだ。

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