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Travis Japanとの出会い

確か、2022年7月頃だったと記憶している。
TikTokの動画で、America's Got Talent(以下、AGT)に出演している男の子達の姿が流れてきた。

ニッコニコの笑顔で「We're boy’s band. We're "Travis Japan”.」と自己紹介する日本人離れした金髪の男の子(川島如恵留/のえさん)。
この段階で普通ならスッと流しちゃうんだけど、辛口でいつも眉間に皺が寄っている審査員のSimon*氏が、めちゃくちゃ笑顔なのに驚いて手を止めた。

こたえに窮した時に、茶目っ気たっぷりに「I'm so nervous now.(今とても緊張しています)」「No idea(わからない)」と返す、のえさん。
あの大舞台で、慣れない英語でネイティブと会話することが、どれだけの勇気がいったことか・・・。
この後、とても素敵な会話が繰り広げられます。
(S: Simon氏、N:のえさん)

S:What is the dream?(あなた達の夢はなんですか?)
N:Our dream is, to become the biggest star in the world!(僕たちの夢は、世界一のスターになることです!)
S:I love that. (気に入ったよ)
N:So, for our dream, we gave up everything, our career and houses… but this is the only place to make it happen, AGT! (僕たちは夢の為に日本でのキャリアや家、全てを投げ打ってきました。AGTという場所こそが、夢を叶える唯一の場所なのです!!)
S:They like you before you've even started to sing, this is brilliant!(歌う前から既に観客は君たちのことを好きになっているね。素晴らしい!)

この段階で、会場が応援ムード一色に。
「じゃ、これで失礼しまーす」と、のえさんが帰ろうとするのを、周りのメンバーが「おーい!まだ何もやってないよ」と止めるギャグも可愛い。

会場を味方につけて、いよいよパフォーマンスがスタート。

『My Dreamy Hollywood(夢のハリウッド)』のアカペラから始まり、最初のポーズで会場が沸く。
全員が、それはそれは楽しそうに歌って踊っていて、シンクロ率がエグい。
まさに「全身全霊」でパフォーマンスする7人の男の子達から目が離せない。
最後の「We're in Hollywood.」で、サムライを思わせるポーズ。
決まった!!
会場がスタンディングオベーションに包まれる。

異国の地で頑張っている日本人の男の子達を見て、胸熱になってしまった。

そこから、Travis Japanの検索をしてみたら、ジャニーズJr.のグループであることを知る。
今まで「ジャニーズは歌が下手でダンスが上手くない」と思い込んでいた私が、人生で初めてジャニーズにハマってしまったのだ。



アメリカ(AGT)では「世界一のスターになる!」と宣言した彼らを、拍手で迎えてくれた。
日本人の多くは、人の夢を「無理だ」と笑ったり、「○ンプリの方が、○nowmanの方が上手い」と勝手に比較したりする。
人の夢を笑う権利なんて、誰にもないんだけどね。



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