<キーンランドCの狙い馬探し>
キーンランドカップの狙い馬探しです。
先週の札幌記念でここで説明して、
日曜日に推奨したブラストワンピースが1着。
今週はこのキーンランドカップ、
新潟2歳S、小倉日経オープンの
狙い馬探しを記事毎に行っていきます。
結論編は、週末の【ガチみかん くそミカン】で
他のファクターを混ぜながら推奨致します。
今週もご期待下さい(^-^)
【1】「UHB賞」経由馬が極端に不振のレース
→キーンランドC最大の特徴です。
近10年(2013年函館開催を
除く/2008年〜)の
キーンランドカップ出走全馬の
前走別・成績を
ご覧ください。
高松宮記念 複勝率50% 0.0.2.2
CBC賞 複勝率38% 0.2.1.5
函館スプリントS 複勝率26% 4.1.4.26
NHKマイルC 複勝率25% 1.0.0.3
アイビスSD 複勝率19% 1.1.1.13
UHB杯 複勝率15% 1.1.1.17
UHB賞 複勝率 3% 1.0.0.28
このように、前走で「UHB賞」を
使ってきた馬が極端に不振です。
「UHB賞」といえば2012年から、
このキーンランドカップへの
ステップレースとして設置されているOP特別。
最重要前哨戦です。
また、2011年までは「UHB杯」が
その役割を担ってきました。
ところが上記のように、
そんな最重要前哨戦の「UHB杯」「UHB賞」を
使ってきた馬が、本番で散々な状況です。
前哨戦のレースの質や流れが本番とは違うこと、
近年はキーンランドCのメンバーレベルが
上がっているため前哨戦の好走が
レベル的に信用できなくなっていること、
さらにいうと、いくら滞在出走でも
前哨戦を走りさらに現地で調子を維持して
本番を迎えるのがそれほど簡単でない点などが、
このような不振の要因と考えられます。
【2】牝馬が断然強い
→一昨年は牝馬が2・3着。昨年は牝馬が1・3着。
近10年(2013年函館開催を除く/2008年〜)の
キーンランドカップの性別成績は
下記のとおりとなります。
ダブルスコアで牝馬優勢です。
牡+セン 複勝率15% 4.7.5.88
牝 複勝率29% 6.3.5.35
元々、牝馬が牡馬と互角に走れるジャンルが
短距離といわれています。
しかも今回は気性が繊細な牝馬にとって
有難い「滞在」出走ですし、夏に強いのも牝馬。
つまり牝馬が走れる状況が数多く
揃っているレースですので
これほど牝馬のアベレージが
良いと言うことがわかります。
一つだけ要注意点を挙げるのであれば、
このレースのように札幌戦の場合、
普段は函館に滞在したうえで
レースの時に札幌へ「輸送」されてくる馬も
少なくないこと。(ウラハコと呼ばれるものです)
この場合は、滞在効果とは
逆の(長時間かけて函館から
札幌に運ばれてきた)輸送の
影響が出る牝馬もいますので、
各馬の調整過程、輸送状況、
そして直前気配のチェックは必要となります。
【3】「最内枠」は苦しい
→小回りの短距離戦、しかもシビアな重賞で
内へ馬群が密集する事もあるためか「1枠馬」の
成績が極端に不振です。
近10年(2013年函館開催を除く/2008年〜)の
枠別成績は下記のとおりです。
1度も連対していないのは1枠だけです。
1枠 複勝率 6% 0.0.1.16
2枠 複勝率24% 1.0.3.13
3枠 複勝率16% 1.2.0.16
4枠 複勝率20% 2.2.0.16
5枠 複勝率20% 1.1.2.16
6枠 複勝率25% 3.1.1.15
7枠 複勝率30% 1.2.3.14
8枠 複勝率15% 1.2.0.17
【4】3歳馬に「妙味」無し
→この時期は「3歳馬に要注目」のレースも
かなり多いものですがこのキーンランドカップは
全く当てはまりません。
近10年(2013年函館開催を除く/2008年〜)の
馬齢別成績をご覧ください。
3歳 複勝率18% 1.2.1.18
4歳 複勝率42% 3.3.4.14
5歳 複勝率22% 4.1.4.32
6歳 複勝率 9% 0.3.0.31
7歳上 複勝率13% 2.1.1.28
このように3歳馬が不振です。
斤量利を活かせていません。
さらに注目すべきは、
馬券圏に好走した3歳馬4頭の
単勝人気順です。1・2・1・4。
つまりキーンランドカップで
3歳馬は『上位人気馬』しか
走っていないのです。
3歳馬は斤量が軽いこともあり過剰に人気を集めがち。しかし今回は、特に近年は「一線級」が数多く
出走してくるようになってきましたので、3歳馬が
それまでは通用していてもここで一旦「壁」に当たるケースも多いのです。
しかも前述したように「過剰人気」気味ですから
今回は3歳馬=買っても『ラッキー!』なことが
あまり無いといえます。
以上です。