三軒茶屋の31の前でその彼との初めてのデートの待ち合わせをして、私はその日バスで向かった。
バスから降りるとその彼がスポットライトが当たってるみたい明るく照らされてた。
照らされてたとゆうよりも、光っていた。
もちろん他の人も周りに居たんだろうけど、彼がくっきり見えすぎて私からその彼までの間には誰もいないように感じた。
その時は特別な感情は無かったから、
めっちゃ見えやすいなこの人!くらいにしか思わなかった。
また違う日はご飯を食べに行った帰りの階段で
先に降りた彼が振り向いた、
その瞬間またスポットライトみたいに明るくそこだけ光った。
映画なら絶対にスローモーションでいい音楽がかかる。
人が光ったのだ。
覚えておきたいなと思うようなどんな景色も大体は忘れていくくせに、
その光ったように見えた瞬間は覚えている。
それでも別れた。
光ったからには別れないと思ったけど全然違った。
草
でもそうゆう一瞬の偶然みたいな事はどうしても感情や、考えを変えてしまう気がする。
惑わされないように気をつけようと思っても勘違いしてしまう。
全部が説明のつく毎日を重ねていきたいと思う私はきっと誰かに対して光ることはないだろう。
でもそれでいい。
大体のことはそんな感じで進めばいい。
光らなくなって好きくらいわかる。
大体のことは自分でわかる。
今後もいわゆる運命的な事があるならば、ちょこちょこ覆してみたい。
めんどくさいな。
完。
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