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写真は親御さんと行った焼肉屋さん。

年に数回くらいは親御さんと一緒に飯を食っている。

海外好きな親御さんと「飲みながら海外のこと話しませんか?」って、なるパターンが多い。

生徒の家族と飲むなんて、大手だったら絶対にアウトだと思うのだが、俺の場合、俺がルールなので問題ない。

はい。セーフと。

いや、むしろ面白かったっと。


さて、今日は英語について書いてみたい。

俺が受験勉強の時に一番苦労したのが英語だった。

中学生のときに、せいぜい英語の偏差値が50くらいしかなくて、工業高校の超簡単な英語さえ理解できず、ほぼ全文暗記のような感じでテストを受け続けた俺にとって、英語は苦手中の苦手だった。

要するに中学生の頭でセンター試験を受けるわけだから、当然無理がある。

単語2000個と熟語600個を毎日覚え続けたこと、それから上司に長文の読み方を教わっていたので、そこだけはなんとかできたが、文法がさっぱりだった。

英語の参考書も何度も読んだが、何が大事で何が大事じゃないのかさえわからなかった。

どこまでやればゴールなのかが全然見えなかったし、方針も全く立てられなかった。

だけど、今なら結構わかるかなあ。


どうやって勉強すればいいかが。

ただ、あの時は誰もそれを俺に教えてくれなかった。

いやいや、正しくは俺が何がわかって何をわからないかが、他の人にはわからなかったかったんだと思う。

昔の俺に英語を教えるとすれば、俺はこう言うね。

英語が苦手なやつには俺の言ってる意味がわかるはずだ。


いいか、歴史を考えてみようぜ。

覚えてないかもしれないが、歴史ってのは小学校のときに、ざっくり縄文時代から習ってたんだ。

中学に入っても、また縄文時代から習うだろ?

何が違うと思う?

「深さとか詳しさ?」

そうだ。その通り。

高校に入ってもまた縄文時代から習う。

高校生になったからって歴史の長さが増えるわけじゃないんだよ。

英語もそうなんだ。

中学のときに英語習ったと思ってただろ?

実際に単元ごとに新しい言い回しを習ってたんだよ。

この単元では過去形。

この単元では受け身みたいな感じでね。

「それはわかる。」

前の単元で習ってたことを、完全に理解していると仮定した上で次の単元に進んでた。

例えば、過去の次が受け身なら、受け身の時はもう過去の表現が当たり前のように出てきてた。

だから、過去をやってるときには、過去の言い回しを一つも逃しちゃあいけなかった。

そして同時に出てきてた、他の表現。

今まではここにはtoが入ってたはずなのに、なぜforになっているのか。

そういうことには意味があったわけだから、一つ一つの文章がどうしてそうなるのかを完全に理解していないといけなかった。

で、まずそれをきちんと理解するだろ?

高校の教科書も、文法はまた中学の時と同じように、ここは受け身とかここは比較とかって繰り返されている。

つまり、無限に広がっていたんじゃなくて、深くなってるんだ。

仮定法とか新しいところは幾らかはあるが、基本は深くなる。

深くなるってことは、覚えることが深さ方向に増えるってこと。

化学は中学の時から比べると、広さが増していく科目。

熱化学、有機化学、反応速度、平衡、結晶、気体・・・・・・

もう、ただ横方向に増えていくばかりだけど、英語とか歴史ってのは深さ方向だからな。

逆に言うと、深さ方向だからお互いが密接に関係しあってるから、一つのことを理解すると勝手に他の部分までわかってくることがあるからな。

とにかく深さ方向を意識して勉強しろよ。

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