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げに正しい知識、正しい指導者は重要かな。

子どもの頃、クラシックバレエをちょっと習っていた。「ちょっと」というのは、もっとちゃんとやりたかったけれど、時間とお金がかかりすぎて、勉強の妨げになるということで、続けさせてもらえなかった。だから、トゥシューズを履くところまでやっていない。続けても、相手役の男性パートナーがいないだろうな、と当時すでにかなり身長が高い私は思っていたし、バレリーナになりたい!とまでは思っていなかったので、言われるまま、トゥシューズさえはかずに辞めてしまった。それでも、未練?好きだから?踊ることを完全には辞めなくて、ジャズダンスは習い続け、ちょっとバレエの要素がある器械体操で、気持ちを昇華させた。大人になって、パリに住み、バレエの学校もあったけれども、その時はアンティーク家具の勉強と追求に忙しく、バレエを習いどころではなく、観に行くことすらほとんどしなかった。社交界の友人のイタリア人アーティストの年配女性が、かなりのバレエ好きで、ロシアのバレエ団をパリに招聘するのに関わったりして、パーティーなどでバレリーナ達と同席できて、一般の方よりも近い距離でお会いすることはできた。日本限定SNSのmixiが盛んだった頃、私は毛皮のオートクチュールブランドをやっていて、そんな頃彼女と知り合った。彼女がメッセージかコメントをくれたのか、私が何か調べてて行き着いたのか、とにかく彼女のプロフィールを見てビックリ❣️ まだ冷戦終わる前のロシアにバレエ留学し、ボリショイなどでバレエリーナとして踊っていたと。今は、日本でバレエ学校を営んでいるとのこと。

スゴイ❣️なんかスゴイ❣️ ロシアというのも、バレリーナというのも❣️
ものすごく興味がひかれ、彼女は私のサロンに来ることになった。
数日後、彼女がサロンに来た。
わぁ❣️ 私と同じくらいの高い身長、宝塚みたいに明るい髪の色、華やかとも派手ともいえる雰囲気。海外生活経験者は、日本を外から見たことがある、という共感覚のせいか、すぐに打ち解けやすい。すぐに仲良くなった。
まずは興味あるロシアやボリショイのことについて。「バレリーナとして、その身長は高すぎないの?」気になっていた身長のことを聞いた。
「ううん、全然だよ!むしろ小さい感じ。プリマになるなら、170か175ぐらい欲しい感じ!」
ビックリ‼️
確かに、大きい方が舞台映えはする。ロシア人なら男性も大きい人が多いでしょうから、問題なさそう。もっと早く知りたかったなあ〜、といっても、バレリーナにはどのみちならなかったと思うけど。せめてトゥシューズ履くところまでやりたかったな。その後、舞踏会での身のこなし方とか、競技ダンスやっていたドイツ人男性にも褒められた踊り方とか、チョコチョコプラスのことはあったけれども。今ひとつ残念なのは否めない。

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