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シャレー❤️

シャレーは、ヨーロッパのアルプス地方に典型的なタイプの建物または家のこと。木で作られ、重く、緩やかに傾斜した屋根と、家の正面に直角に設置された広くて支えのあるひさしがある。
日本人視点で一言でいえば、「カワイイ❤️」。カワイイけれど、お値段はカワイクない。笑 それこそ、お城ぐらいの値段のものもたくさんある。パリのアパルトマンとどっちが高いかわからないぐらい!
彼は、このシャレーを入手したのは、後発組だったようで、ゲレンデに近かったり、アクセスのよい場所ではなかった。ただ、逆にいえば、そうした騒がしいエリアからは離れていて、誰にも邪魔されないプライベートな滞在が楽しめた。
お手伝い兼料理人を連れて来ていて、夜レストランに行かない時は、彼女が作る。フランスでは、大人が食べるものと、子供が食べるものは明確に区別する。私からすると、子どもの食事はとても質素な気がした。ある日、近くの別荘にいる夫婦や友人達とディナーに行くことになった。私は、それまでに付き合った彼達から、フランスでは男性が食事代を払うものだ、という教育を受けてたし、その前のイタリアでは、食事代は男性が払うもので、友人同士のグループでも、女性が払うことはなかった。今回、彼は、子どもを留守番させたくない、ということで、私だけがそのご近所さんディナーに参加することになった。よく知らない人ばかりだけど、この地域、この村のことを知るよい機会なので、楽しみでもある。喜んで参加した。ご近所さんは、この地域の値段が上がる前から持っているのだろうか。ごく普通の収入の人達のようであった。食事は美味しく、楽しいひと時を過ごした。お会計は、彼とこの人達の間でどうなっているのかわからなかったけれど、必要なら、彼らが彼に請求するだろうと思った。そもそも、いくらだということを、この人達から言われてない。この時は、後にこれがそんなに問題になるなんて思ってもみなかった。

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