○ もうすぐ生後9ヶ月〜大きくなりました〜

　体重が6.5キロ位に増えて声が大きくなり、手の力が強く時々負けそうになる。
　ぬいぐるみをつかんでよく雄叫びをあげているのを見て、戦っているのかな、男の子だな〜と思う。健常の子よりゆっくりなペースだけど彼なりの成長が目覚ましい。

　ダウン症の子の先輩ママや、同級生ママに会えた。産んでいなければ会えていないので不思議なご縁を思う、色々教わり、たくさんのものを受け取る。深く共感しあえる貴重さがある。

　知らなかった頃は『ダウン症』に対してネガティブなイメージがあったのだけど、今はだいぶ変化した。
　他の家族の話も聞きつつ、『 大変な事もあるけれど、ダウンちゃんの運んでくれるあたたかさやピュアなエネルギーに触れられるしあわせが確実にあって、実は家族はとても癒やされている 』という事がはっきりわかり、世間のイメージとの乖離に驚いた（まだまだ勉強中）。

　たくさんの人たちにお世話になって過ごしていくんだなと思う。感謝しながら対等である事を忘れないこと。手伝ってくれる人の気持ちもゆたかになるようなイメージを持ちたい。短い交流の中にもぬくもりがあるように。

先入観を変えるのは“前向きな力”。世界のダウン症の子どもたちを撮り続ける写真家・名畑文巨さんが写真展で伝えたいこと。