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定冠詞・不定冠詞・無冠詞の用法。実用的な「ざっくり指針」を伝授

日本語を母語とする私たちは、話題となっている人や物・事が単数なのか複数なのかあまりこだわりません。話している内容がリアルなのか想像上の非現実なのかにもこだわりません。また、話題となっている人や物事が特定のものなのか不特定のものなのかについても、それほど厳密には区別しません。

このため、英語やドイツ語などの冠詞の重要性がなかなか理解できず、いつまで経っても無冠詞で話したり書いたり、適当なまま放置していることが少なくありません。

しかし、定冠詞・不定冠詞・無冠詞の用法を全て明文化して覚えることもほぼほぼ不可能です。細かい特殊用法や様々な例外があり、それだけで論文が書けるくらいだからです。そうした複雑な規則や例外規則などを暗記するのは大変ですし、暗記したところで必ずしもとっさのときに使えるわけでもありません。

実用性を重視するなら、細かい規則を暗記するのではなく、ざっくりとした指針を覚えるのがベストです。特に日本語話者は冠詞が必要なところで無冠詞にする傾向が強いので、どういう場合なら単数の名詞で無冠詞が許容されるのかを重点的に学び、それ以外の場合は定冠詞か不定冠詞を付けなければならないということを意識する必要があります。

以上の理由から、まずは無冠詞の用法を扱い、その後に定冠詞・不定冠詞の用法を簡単に述べ、最後に練習問題をご紹介します。

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