ウェディングドレスの苦しみ
「結婚式やる気なーい」
「めんどくさい、やりたくない、逃げ出したい...」
と思っていた一方で、
(まぁやってくうちに楽しくなるでしょ)
とも思っていました。
ところがどっこい。一向に“それ”はやってきません。
#ドレス試着
まずやってきました第1関門、ドレス選び。
だいたいのイメージは絞っていたのでそんなに悩まないだろうと思っていたし、実際試着したのは計5着だけでした。
差額がプラス10万円とプラス3万円の2つに絞り、インスタでも聞いてみて、母、夫、義母にも写メを送り、ほぼ満場一致で10万の方に決定。
お気に入りの1着、すんなり決まった〜♬と帰路についたものの、家が近づくにつれて心の中の闇が大きくなります。
(ほんとにこれでよかったのか?)と。
10万円?一時的とはいえ無職でほとんど収入のない私が、10万円のドレス?
あまりお金を使いたくないから家族だけの式にしたはずなのに。これから打ち合わせでいろんなオプションが追加されていくはずなのに、私一人の2、3時間ために10万???
相手のご両親に「高いドレス頼んじゃって...」って思われないかな?
かと言って安い方にして「うちの息子の式に手を抜いた」って思われないかな?
え?じゃあ何が正解なの?
本当に帰りの電車で気分が悪くなりました。笑
今まで結婚式したみんなはこんな重圧に耐えてきたの?それとも心のそこから憧れを纏えばこんな気持ちにはならないの?
結局は決めたあとも夫や友達にさらに肯定してもらったり、インスタで他の花嫁たちが私のよりはるかに高額のドレスで悩む姿を見ることで落ち着きました。
ウェディングドレスを着ると苦しいのはコルセットで締めつけられているから、という理由だけではないのがわかりました。
ついこの前までブラジルにいて、美意識というものが薄れかけていたのに、自分の価値を急にそしてとても高く設定しなおさないといけない=自分は花嫁だと思い込まないといけなくなったので、メンタルがびっくりしたのかな。
とりあえず、こんなに高いものを着せてもらえるのだから、いい式にしよう、家族に喜んでもらおうと思ってやっていくしかないみたいです。
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