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きものがたり

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旅する着物好きの日常をつづります。 アンティーク着物、昭和モダン着物、現代もの。 タイトルは宮尾登美子さんリスペクトです。
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#伊勢木綿

ふだん着・街着のススメ! 木綿着物編

「特別な日の着物」と「何でもない日の着物」 わたしが着物を着ていると、よく言われる言葉があります。 「私も持っているの。でも着る機会がなくて」 「私も持っているわ。でも着ていく場所がないでしょ」 こういう類の着物を着ない理由をお話しされるご婦人がたというのは、とても良い物をお持ちであることが多いです。 具体的に言うと、留袖や黒紋付、訪問着、振袖などですね。 ふだんの生活において、これらのお着物の「着る機会がない」「着ていく場所がない」のは、ごく当たり前のことなのです。