噛み合わせの問題

先日、アゴの具合が悪い方が来院され興味深いことがありました。そこで、

1.噛み合わせが悪いことで起きる問題

2.歯科での治療とどう違うのか?

3.実際の患者さんの報告

を載せます。


1.噛み合わせが悪いことで起きる問題

これは相当多いです。顎関節には関節円板という、骨と骨の間にクッションがあります。これの働きが悪くなって、関節から音がしたり痛みが出たり動きに制限が出ます。

耳の聞こえにくさ首の痛みなども出ると言われています。しつこい首の痛みには顎を見る、と良いかもしれません。神経系を考えるとこれだけでは無く様々な要因になる可能性があります。


おそらく、寝ているときの歯ぎしりも関係があると思います。歯ぎしり発生の機序を予想すると、口や歯から適切な情報が入力されていない、からではないでしょうか。そのため感覚を入力するために、歯を動かしたり過剰にくいしばったりするのではと思います。


2.歯科での治療とどう違うのか?

噛み合わせや顎のずれを治療するために、歯列矯正やマウスピースの装着や自宅でのセルフケア、ひどい場合では歯を削ったり被せ物などをするみたいです。恐ろしい・・・

当院ではアクティベータ・メソッド一択です。この治療法は関節の機能障害を治療します。関節の周りの靱帯や筋肉、関節包などを刺激して適切な働きにするよう修正する治療法です。結果として、筋肉の働きを正常にすることが可能です。そのため、1で述べた歯ぎしりにも効果があると思います。

歯科での治療が構造に対するものであれば、当院での治療は機能に対して行う治療です。

また、マウスピースなどが身体に適合しているのかもチェックする必要があります。常に口の中に入れている装着物が身体に合っていなければ、良い結果が得られません。これはフィット感が良い、というものでは無くその物体が身体に合っているのか、というのを筋肉を使って検査します。


3.実際の患者さんの報告

首の痛みや身体のふらつき、何となく耳の中がゴーっとする感覚がある方。慢性的な頭痛や首の痛みが強い、特に片側が顕著に強い。

この方は首に対する治療と顎に対する治療を行う。過去に色々な治療を受けていた様子で、首は非常によろしくない。初回の治療後で明らかに改善を認めて、その後も治療を続けている。

これまで受けていた治療は合ってなかった可能性があります。やはり、構造に対しての治療では十分に改善を導けないことが多いです。関節や筋肉はしっかり機能する必要があります。


顎の具合や心当たりがある方はどうぞ^^


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