慢性的なしびれと腰痛

腰痛・坐骨神経痛の方が来られたので書きます。

症状は右足～腰にかけての痛みとしびれ。特に太ももは何をしていても症状が強く、鍼やマッサージや整体に通ったが良くならなかった様子。

特にマッサージでは相当強い力で受けたみたいで、話を伺うと筋肉の損傷に近いレベルと思われました。

検査では片側の筋肉が弱くなっており、明らかな左右差がありました。さらに、バランスや細かい運動を担当している”小脳”という部位に異常が見られました。

ところが、検査を進めていくうちに明らかになったのは頚椎の異常

首の血管を圧迫しており治療を行うには非常によろしくない状態。そこを最優先に治療し、その後は全身のバランスを整える治療へと展開。

治療後に起きてもらうと症状は相当軽減していた様子。特に座っていても太ももにしびれがあったのが、消失していました。腰痛は軽減していたので、とても良い反応と思われます。

頚椎の異常を察知するのが肝心だったと思われました。血流が悪くなることで身体全身に及ぼす影響が大きい事が経験的にあります。

強いマッサージについては、私個人としての意見は良いか悪いかの判断はしかねることがあります。

筋肉が硬くなっている部位やトリガーポイントのように、しっかりとした理論が確立されているのであれば効果的だと思います。しかし、素人が行うマッサージについては否定的な考えを持っています。

・痛みを受け取るセンサーの問題

・細胞がしっかり働いているのかという問題

など考慮する問題は多いです。