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「これでいいや」にお金を使わない

今日のテーマは「『これでいいや』にお金を使わない」です。

お金は有限ですし、お金を使う機会も有限です。(1日のお昼ご飯を2回も3回も食べられないですよね?)であれば、1回1回の満足度を上げるのが、ひいては人生を楽しく暮らす秘訣になるはず。

ということで、「これでいいや」ではなく「これがいい!」という選択をするために必要なことを考えてみたいと思います。

①出かける前に準備する

出かけてから気づく、忘れ物。仕事の出先で「しまった、ペンを1本も持ってない!」と気づいて慌ててコンビニに駆け込んでみたり、水筒にお茶を用意していたのに玄関に置き忘れてペットボトルを買うはめになったり、急に寒くなってカーディガンやストールを泣く泣く購入したなど、忘れ物にまつわる出費は誰しも経験したことがあるはずです。

荷物はなるべく身軽でいたい私ですが、とはいえ出先での様々な事態に備えて、最低限の物は持って出かけたいと思っています。

「家にあるのに、出先で買う」ことほど無駄なことはないので、なるべくそういうことがないように準備をするようにしています。

緊急の買い物をすると、予定外の出費をしてしまううえに、普段心掛けているこだわりや統一感が吹っ飛んで、とにかくその場を凌げる物を買ってしまいます。そういう物は後々大切にできない場合が多いので、ものを愛用する、長く使うという観点からもなるべく避けたいものです。


②「好き」の感度を上げる

「週末野心手帳」を使い続けて学んだことですが、「小さな好き」「ささいな好き」を大事にすることで「好き」の感度が上がっていきます。

「好き」の情報収集をする。

時には「好きと思い込んでいたけど実はそうでもなかった」ということもあって、自分自身のことですら思い込みによる誤解はあるものです。

だからこそ行動あるのみ、体験あるのみです。

友人の話ですごくいいなと思ったことがあります。彼女は、息子さんの誕生日に物をあげたことはなく、いつも「体験」をプレゼントしているそうです。家族みんなでディズニーランドに行く、キャンプをする、家の壁をペイントするなど。「体験することがプレゼント」という家族ルールが素敵です。壁のペイントなんて最高ですよね。その壁を見るたびに、家族で楽しくペイントした記憶が蘇るのでしょう。
自分の子どもの頃を思い出しても、毎年の誕生日プレゼントに何をもらっていたかはもはや覚えていませんが、大好きな不二家のレストランに行って誕生日ケーキを食べた思い出は今でも覚えています(小学校低学年の頃だったと思う)。

記憶に残る「好き」は何物にも変えがたい、自分の軸になるように思います。

③金額を理由にしない

「お買い得だから買おう」と言って買って良いのは、品質の良さを分かっている日用品(消耗品)だけだと思います。品質が担保されていて、お買い得と分かるもの、あるいは定価でも欲しいと思うものだけです。

先日、失敗をしました。100円ショップでフォトフレームを買ってきたのですが、家に帰って並べてみると、どうにも雰囲気が馴染みませんでした。
お店でも少し違和感は感じていたのです。でも最終的には「100円だし!」と「安さ」を理由に購入してしまいました。安いものは手軽ですが、慎重に選ばなければと後悔しました。

スーパーの「徳用サイズ」は確かにお買い得ですが、使い切らなければ意味がありません。洋服がバーゲンになるのは着られる時期が短いからですし、住宅が値下げされるのは買い手がつかないからです。「安いもの」をうまく活用するのも生活の知恵ですが、それなりの知識とスキル、見る目、経験が必要でもあります。

「安物買いの銭失い」にならないよう、「金額」を理由にしない買い物を心掛けたいものです。

逆に、「どうしても欲しい!でもお金がない!」とき。

それが「定番品」なら、コツコツお金を貯めて買います。「限定品」なら、諦めます。

「限定品」というのは、「今しか買えない」を演出することで購買意欲を煽っています。たしかに素敵な商品なのかもしれませんが、「今自分が感じている魅力は、『限定品』だからこその魅力が上乗せされているのだ」と自分に言い聞かせます。

一方、定番品。おそらくセールになることもないでしょう。「うちとしては良いものを作っていると自負しておりますので、定価でご納得いただける方はぜひどうぞ」という、媚びない姿勢。金額を理由に買わない人は初めから排除されます。それで成り立つのは、商品に魅力があって支持してくれるお客さんが多いからです。
そういう商品の方が長く使えて、結局コスパが良かった……ということもよくあります。それに、定番品なら焦らずにお金が貯まってから買うことができます。お金を貯めている間に「本当に欲しいか?」と自問自答をすることができますし、そうまでして欲しいと思った物なら、後悔することはないでしょう。
(例え後悔しても「ダメだったポイント」が学びになるので次に活かせます)

まとめ

こちらの記事で「経験にお金を使う」「いちばん好きなものを選ぶ」で人生の満足度が上がる、と書きました。

「これでいいや」にお金を使わない、とは表裏一体のことだと思います。

もちろん、失敗することはあります。考えて考えて買ってみても、買ってから気づくこともたくさんあります。
でも、経験を積み重ねるごとに、選び方が上手くなっていき、お金を使ったときの満足度が上がっていきます。

だから、失敗することを怖がらずに、でもちゃんと考えてお金を使っていきたいと思います。



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