マルチアーティスト本阿弥光悦と、琳派に出会った2022年秋
2022年思い出し記事を書いています!
今回は、10月に行った美術展の中でのベスト!
リニューアルオープンしたという静嘉堂文庫美術館で、曜変天目なる国宝のお茶碗が見られるとのことで、いそいそと行ったところ。
本阿弥光悦の書がありまして。目を惹かれる文字族のわたくし。
なんだこれ、、なんか……いいな……???
達筆かというと……いわゆる教科書的なお手本となる書ではない気がする……
なんなら下手かも?と一瞬思うんだけれど、
いや……これは絶妙のバランスで崩しているのでは……??
書の知識皆無なのですが、そんな印象。
独特で、目が離せない魅力を感じる……。
解説を見ると、なんと「寛永の三筆」なんだとか。へ~~~
トーハクのサイトで、「寛永の三筆とその書流」というページがあったので、引用。
ほー!記録から表現への、脱皮!!(胸躍る文字族)
さらに「秋草蒔絵謡本簞笥」というのもありまして。
(引用元には画像もあるよ。)
箪笥の表面に文字が彫ってあるのオシャレじゃない!?
あれ、わたしだけかな!?
いやでも当時は知識層界隈では相当イケてたんでは!?
しかもその文字は、光悦の書……!
やだ、生活とともに光悦の書があるだなんて……!!!
と、蒔絵もさることながら、文字を嘗め回すように見ましたよ。(箪笥だからね、ぐるぐると四方から見られるので)
このあと本阿弥光悦についていろいろ調べたところ、書も書くけど、陶芸もするし蒔絵もするし茶も立てるし、なんなら村までつくってるな……なんでもできる系アーティスト……すてき!
さらにその後、よく「琳派」を目にするようになり、なんかいいなぁと思っていると、本阿弥光悦が創始者だと言われていて、ますます興味深いアーティストになりました。
去年は琳派の展覧会もちょこちょこ出かけていて、観に行くたびに光悦いたりするんですが、なかなか書は少ないんですよね~
あ、あと酒井抱一の絵もあって、抱一も好きだなぁと思いました。
琳派といえば、この番組が面白かったです!!
タイトルには「琳派」って出てこないけれど、琳派についての知識を少し得ました!
先祖代々とか、師弟関係によって受け継がれてきたものではなく、私淑(勝手に師と仰ぐ)によって断続的に継承されてきただなんて、おもしろいですね……
静嘉堂文庫美術館は丸の内という立地で、館内もハイソな雰囲気があるのですが、作品も見やすいし、居心地のいい、とてもいい場でした!
おすすめ美術館です。
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