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かつてサボテンすら枯らしていた自分が、 まがりなりにも人間ひとりを死なせずに、 2年近く育てている その事実にときどきびっくりしてしまう (もちろん夫や家族や友人知人、行政、保育園の存在あってこそ...) #日記 #エッセイ #育児 #毎日更新
物ごころ着いたときから、運動会とか体育祭とかクラスマッチとか、そういうものが根こそぎ大好き人間だった。いまでは「いつの時代の話?」と自分でも信じられないくらいなのだが、運動神経がよかったのである。よってリレーなんかの出番も多く、「わたしの日!」くらいに思っていたフシがある。活躍できるチャンスが嫌いな子どもなどいない。 今日は1歳10ヶ月児の保育園の運動会だった。親がこんな(運動会系大好き)だし、本人も普段あまり場所やひとに動じないタイプなので、どうなるかな〜スタスタ走っちゃ
いまではときどき、になったけれど、 いっとき子どもが可愛すぎて毎日泣きそうになったり実際に泣いたりして過ごしていた そして思った あぁ、この子と同じように幼い頃のわたしもまた、 こんなにも母をしあわせにしていたのだ だったら、もう、いいんだな 誰かの役に立つとか立たないとか、 何かができるとかできないとか、 そんなのもともと関係なかったんだ ただ生きてそこにいるだけで、 誰かをこんなにもしあわせにしたことがあったなら、 わたしの人生はそれだけでもう、
友だち親子と行ったレストランの入り口前、 ちょっとした段差があった 先を歩いていたわたしが手を貸そうと振り向いたそのとき、 子どもはちょうど真横に並んでいた見知らぬおにいさんの大きくて太い指をつかむではないか まるで柱か何かにちょっと手をかけるかのように、自然に おにいさん、びっくりして、にこにこ 一緒にいたおねえさんも、その様子を見て、にこにこ 「ちょうどいいのあったね」と笑ってくれたふたりに 慌ててすみませんと言いながら、わたしもにこにこ 子どもは顔色ひとつ変え
実家から母が来ていた。 こちらでも買えるような食材をスーツケースに詰め込んで、子どもへの誕生日プレゼントを携えて。 持ってきた野菜であっという間にいつもの煮物をつくって、 はしゃぐ子どもをあやしながら遊んで、 わたしたちと食卓を囲んで、 そして帰っていった。 母は言う。 昔はもっと何かしなきゃ、働かなきゃ、と焦っていたけれど、 いまはようやく自分の調子を見ながらのんびり過ごすことができるようになった、と。 母は言う。 美香の言葉がきっかけで、そうか、そういう考えか
たくさん遊んで見えてくるものは、 たくさん学んで見えてくるものと同じ たくさん愛して見えてくるものは、 たくさん愛されて見えてくるものと同じ たくさん泣いて見えてくるものは、 たくさん笑って見えてくるものと同じ なんだ、みんな同じだったんだ 見えてくるその先は だとしたら自分がどの道を通ってみたいか、 違いはただそれだけだったんだ #日記 #詩 #旅することば #毎日更新
覚えてなくてもかまわない 今日がどんなに楽しい1日だったか 覚えてなくてもかまわない 今日がどんなに驚いた1日だったか 覚えてなくてもかまわない 一切何も それでもきみのうちに積もっていく羽衣のような心のひだは、 きみさえ知らぬ間に1枚1枚あたたかな色で塗り重ねられていくだろう そしていつかきっと知る 悲しみの色を薄めてくれるのも、 さみしさの色を消してくれるのも、 世界を信頼する勇気をくれるのも、 そんな羽のように軽く淡い1枚1枚の、 魔法のような力だってこと
2017年11月に出産してから、約2年間。国際線は2歳までほぼ無料みたいなもの、という恩恵をありがたく享受し、家族で、母娘で、友だち母娘で、よく出かけた2年間だった。 ↓子連れ初海外は、迷いに迷った末選んだグアム。生後6ヶ月、家族旅行で。 ↓2度目は、育休中の仲良し母娘と4人でバリへ。1歳2ヶ月。 ↓3度目は、1歳半。フランスとドイツへ家族旅行。 ↓4度目は、1歳11ヶ月、母娘でバリのお友だち宅を訪ねて。 わたしは昔、思っていた。子どもを産んだら、あれもこれもできな
姉からわたしの子どもへ、少し早い誕生日プレゼントとして人形の「メルちゃん」が贈られてきた。喜んでどこへでも連れまわす子どもを見ていて、これまで何度も浮かんでは消えた他愛もない疑問がまたふと蘇る。 −なんで、うちの親はリカちゃん人形買ってくれなかったんだろう? わたし自身の誕生日やクリスマスプレゼントとして、何度かねだったことがあるのだ。幼稚園に上がる前後の年齢だったと思う。 なぜか1度もその願いは叶えられず、かといって、わたしも泣いて大暴れするほどにはいたらず−そもそも
妊娠中のあるとき、外出先から自宅に戻る直前のことだ。我が家のドアに向かって歩く廊下の最後あたりでふと、「あ、この子はふうちゃんだな」と思った。 まだ性別も判明していない頃のことだ。男の子ならふうた、女の子ならふうかだな、と思いながらドアを開けた。 それから約2年半。 風花 “風”のように自由に “花”のようにただ自分自身であれ お誕生日おめでとう #日記 #誕生日 #育児 #毎日更新
子どもとどこか(遠方への旅行など)に行った話をすると、こう反応するひとが必ずいる。 「子どもは覚えてないけどねー!」 わかる。わかるけど、腑に落ちない。「覚えてる」ってそんなに大事かね? そのときの一瞬一瞬が、楽しかったり、びっくりしたり、悲しかったり。それを体験するだけでじゅうぶんじゃない?その舞台として、親がたまたま普段とは違う場所に行きたかった、それだけだ。 そして顕在意識には残っていなくても、潜在意識には残っていると思う。そのとき何を感じたか。隣にいた大人がど
毎週月曜日の10時から12時、お掃除のMさんに来ていただいている。水回りを中心に、家中ピカピカにしてもらうことで、どれだけ精神的余裕が保てていることか。カタチあるものが残るわけではないけれど、「家事代行サービスに申し込んだこと」が今年いちばんのいい買い物だったとさえ思う。 ◇◇◇ そんな蜜月だったMさんと我が家との関係だが、彼女の事情により1月いっぱいで唐突に終わりを迎えることになった。 「わたしもこちらに来られなくなってしまうのはさみしいんですが...○ちゃん(うちの
だいぶ喋れるようになってきた子どもが、 ビールが運ばれてくるたびに「ママの😃?」 グラスが空くたびに「おかわり😃?」 と聞く子になってしまった。 当たってる。 当たってるけど、否定したい...。 #日記 #育児 #子育て #毎日更新
昨夜から続く子どもの発熱で、保育園のお遊戯会を欠席した。クリスマスにちなんだ曲に合わせて、衣装を着て踊ると言うから、とても楽しみにしていたのだけれど。 紅い顔で眠る子どものおでこに手を当てながら、きっとこれから何回もこの気持ちを味わうのだろうな、と思う。 親がとても楽しみにしていて、でも子どもはそれが−理由はその都度違えど−できなくて。 何かの拍子で熱が下がっていないかと、朝から何度も体温計を持ち出した自分に、大きな目的を忘れちゃいけないよ、ともう一人の自分が冷静に