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マイストーリー②

再び穏やかな生活に戻る


 長かった入院生活から、 通院はしていたが
半年後、会社に復帰できるようになり

再び穏やかな日常に戻ることが
できました。

 
経済的な面でも
今まで支払った治療費、入院費も


社会保障や医療保険などで、


ほとんど戻ってきました。


それと同時に

仕事も頑張ったお陰で、
勤務しているエステティックサロンでの仕事も
業績が認められ、どんどん昇給していき


気づけば普通のOLでは貰えない
お給料を頂けるようになっていました。


これで安心。
さぁ!これからは、夫婦で旅行へ行ったり
今までできなかったことを、取り戻そうと

幸せな気分に包まれました。

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しかし


そんな穏やかな日々からまた戻される・・・


夫が退院して、5年目を迎えたある日
また首に違和感を感じ始めました。


定期的に通院していたので
その時に精密検査を受けることに。


検査の結果
恐れていたことが・・・・


なんと癌が再発していました。


そして、再発した場合は
移植しないと治る確率が下がるといわれました。


前回の入院時も、
もちろん移植の話も出ていましたが
 

治療中4人だった病室の人が
次に私が病室をおとずれた時には

次々と姿が見られなくなっていくのを
目の当たりにしていたので

(※今は、悪性リンパ腫や、白血病も治る確率が高くなっています)


その恐怖もあって、
抗がん剤だけで治せるのなら


できるだけ、身体も負担が大きい治療は
避けたいという気持ちから
投薬だけの治療を選択をしていました。


しかし今回ばかりは、
骨髄の移植をする決断をするしかなかったのです。


再び入院生活が始まる


抗がん剤を投薬することになり


前回と違って病室も
完全無菌病棟の個室に入ることになりました。


骨髄移植といっても
他人の骨髄をもらう方法ではなく


自分の骨髄を戻す方法
自家抹消血管移植というものだったので


比較的血液細胞が
拒絶する症状などは出にくいものです。


それでも白血球をゼロにする必要があるので
ウイルスが少しでも身体に入るリスクがあるので
かなりナーバスになるものでした。


夫の職場からは、再発ということもあり
今度は職場に戻ってこれるかわからないと思われたのでしょう。


解雇通知を受けてしまうことに。


心も身体も打ちひしがれるような
ダブルのショックでしたが


夫の仕事がなくなっても

私が仕事を持っていたことで
以前のような治療・入院費の不安は
ありませんでした。

(※事後申請ではなく、今は先に高額療養申請出していれば請求時、差額だけで済みます)


そんな状況でしたが、


幸い移植も無事に済み
前回のように高熱が続く危険な状態にもならず


辛い闘病でしたが、
夫の癌はどんどん小さくなっていき


その後、無事退院することができました。

普通の生活
普通の日常を送れる普通の毎日が
本当にありがたいと思う日々を感じました。


退院後、通院もしていましたが、
夫の体調もどんどん回復し

退院した次の年には新たな仕事も見つかり
社会復帰できるようになりました。


もうあのつらい日々が嘘のようです。


これから夫婦二人再々スタートができ
また日常を取り戻すことができました!

 
 
つづく。

 





 

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