発達障害グレーゾーン

今日は小学校の修学旅行でバスに乗って綺麗なシドニーの海岸に行くそうで、いつもより早めの登校でした。

昨日の夜から、不安な息子は『明日、バス旅行行かない。先生が明日はトイレが無いって、そして靴が泥だらけになるって、そしてお弁当をジャングルの中で食べるって言ってた。そして日焼け止めクリームを塗らないと肌が痛くなるって。嫌だ、そんな所行きたくない。』と言うのです。
そりゃそうだ、そんな泥だらけになって、トイレも無くて、肌が痛くなる所なんか私も行きたくない。

でも、先生が言いたかった事はそうじゃないと分かっている。先生はおそらく、明日のバス移動中はトイレが無いからお家でトイレをしっかり済ませ、外をたくさん歩くから歩きやすい靴で、お弁当は持っていきやすい様に小さなバッグに入れて、しっかり日焼け止めを塗って来てくださいと言っていたのだろうと思います。

それが不安症のうちの息子には恐怖の忠告にしか聞こえなかったのだと思います。どうにか、その誤解を解こうと朝、登校時間より早めに行ったのに、
担任の先生はまだ来ておらず、集合時間まで待っていたがどのクラスの先生も来ず、嫌がる息子を頑張って連れて来ている私からするとその1分1秒がすごく長く感じ、イライラして先生達を探している所に校舎内に入るのは禁止ですよと注意される始末。日本程、時間通りに動く事を期待してはいけないと分かってはいるものの、息子が不登校に戻らない様に必死に対応しようとしている切羽詰まっている私からするとそんな事周りには理解されるはずも無く、流石に頑張って息子を行かせようとしている事が馬鹿馬鹿しくなってきて、諦めて帰ってきました。

あ~、また私が息子の新たな活動のチャンスを奪ってしまったのか。でも、ちゃんとどうにかしようと動いたし、無理やり行かせた訳でもない。私は頑張った、で良いのか。こういう時にいつも発達障害専門の先生から言われた言葉が頭をよぎる。『あなたが息子さんのチャンスを奪っているんですよ!』って。じゃあ、私はどうすれば良かったのか。

発達障害グレーゾーンって国のサポートも受けられないし、見た目は普通なので周りからも分かってもらえない。以前はそんな孤独感みたいなものに押しつぶされていましたが、大分私のメンタルも強くなってきたせいか、ま、どうにかなると。息子と美味しいものでも食べに行こうと開き直る事は出来るようになりました。

やれることはやって、それでも出来ない事は仕方ない、また挑戦しようと。こう文字にすると頭も整理出来て気持ちもスッキリしました。


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