私が看護師を目指した理由
こんにちは。美嘉です。
連日投稿頑張っております。笑
昨日はお休みで、今日はがっつり看護師として働いてきました。明日も明後日も看護師として働きます。
看護師三年目になる私がどのような過程を経て看護師を志したか、時系列で説明していきたいと思います。
幼少期
私は長女として生まれ、二歳差で弟がいます。
私の弟は自閉症という障害をもって生まれました。
私の弟は自閉症の中でも重く、勉強やコミュニケーションが難しい状態です。またこだわりも強く、自分の思い通りにいかないとパニックになることもあります。
私は小さいながら、弟は一般的な子供ではないという認識はできていました。
弟のような障害を持つ子供の親子の集まりなどにも私は参加しており、色んなタイプの障害児を小さい頃から見てきました。
弟と病院に行くこともよくあり、
自然と福祉や医療の現場に幼少期から関わる機会が多かったのです。
弟は1人で家から逃走して、警察沙汰になったこともありました。私の両親はかなり苦労したと思います。
そういう家族の苦労も私はたくさん経験してきました。
やっぱり私はこういう経験をしてきたのだから、同じような経験をしている人たちを支えられる人材になりたいとやんわり考えだしました。
あと私の祖母が師長として現役で働いてる人でした。
近くに看護師がいたのもきっと影響してますね。
中学受験へ
やんわり、医療や福祉の世界に興味を持ち出した少女美嘉ちゃん。
そういう世界に行くんだったら、学歴が必要ということも小学生ながら分かっていました。
なるべく将来の選択肢を増やすためにも、中学受験にチャレンジすることに。
いざ、中学受験の世界に入ると現実は厳しすぎて。
小学5〜6年生はガリ勉ちゃんでした。
希望の学校があり、そこに入れば楽しい学生生活と進学校なのである程度の将来が約束されるということで
一生懸命勉強し、
無事合格いたしました。
中学生
将来のことはあまり考えず、ひたすら目の前にあるものをこなしていってた記憶。
部活動や友達関係での悩みも多く、勉強はかなりは後回しにしていた気がします。
いきなり中学3年生の頃にふと思いました。
「私薬剤師になろう。」
なぜそう思ったのかは分かりませんが。
成績もなかなか低いし、薬学部って全体的に偏差値も高いんです。
まぁ元々考えてた医療系の世界には入れるし、
かっこいいし、いいんじゃね?くらいの感覚やった気がします。笑
高校生
ここからですね、私の考えが固まり出したのは。
一応、高校2年生まで薬剤師を志したままでいます。
ちゃんと高校1.2年生のオープンキャンパスも薬学部に行ってます。
しかし本格的に高校一年生の後半?から化学が始まります。
こりゃまた。全くついて行けません。びっくりするくらい理解ができなかった。
当時化学担当の先生も、頭のいい生徒に合わせてやるもんだから、私(落ちこぼれ)はもう全くついて行けなくなりました。
そして色々調べてると見えてくるんです。
「あ、薬剤師って化学祭りなんだ」と。
もう模試もずっとE判定やし。もう目指すのやめようと高校2年の冬に考えます。
そこで元彼が登場するんですけど…笑
元彼は医学部志望の男の子。
彼の話を聞いていくうちに、直接患者さんにケアする人材も魅力的かもしれないと。
しかも看護師なら偏差値多少低くても大学には入れると。
一旦国公立の大学を目指して勉強し始めます。
でも高校三年生の時点でも落ちこぼれすぎて、かなり苦労しました。
一生勉強してたんですが、努力実らず。
国公立には落ちてしまい、第二志望だった私立大学へ進学となります。
大学生
さぁ念願の看護学生になりました。
最初のうちは座学ばっかりで高校の延長という感じで新鮮味はなかったです。
しかし大学一年生の後期から演習と実習が始まります。演習では実際に患者さんにしていくケアを学生間で練習していく授業。大学一年生の実習は実際に患者様とコミュニケーションをとるという授業でした。
実際に病院に行って患者さんと喋るんですが、
ほんとに気まずくて。笑
あー私看護師になって、赤の他人である患者と話すことできるかなぁ。必要な情報とれるんかなぁ。
と不安になっていました。
その不安は看護師になるまでずっと続いていました。
大学3年生の領域別実習の老年実習の際に
一番思い入れのある患者と出会います。
その患者は誤嚥性肺炎があり、食事がなかなかうまく進まないような方でした。
お粥のような、おかずも形のないようなものを食べていて食欲があまり進まないような状態でした。
食事が進まないので嚥下訓練もできないような状態。
どうにかすることはできないかと学生ながら考えました。
少し食事の形態を変えることはできないのか?ゼリーとか、少しでも食欲の進むものにできないか。
というのを指導者に相談し、指導者が医師と栄養士と相談してくれ実現したのだ。
以前の食事よりも患者は進んで食べてくれるようになり、嚥下訓練も進みました。
その時に「あー看護師ってこういう着眼点を持って、患者さんのことを思って考えて動くことが大事なんだ」と気付けました。
その患者さんの笑顔も心に沁み、こういう気持ちを忘れないようにしよう。
患者の思いを傾聴して、ニードを考えて実行できる人になろうと。
これが今でも私の看護観として根付いています。
実際に看護師になってみて
コミュニケーションが不安?
余裕で話しかけないと仕事が進まないので、いやでも患者と喋る必要があります。笑
学生の頃って1人の患者さんを一日中見てたので、何話そう、何聞こうと一生考えてましたが
今は1日に10人前後見ることもあります。一人一人に使える時間も限られてるので
いかに効率的に患者に必要な情報を聞き出すかが看護師の腕として試されてると思います。
たまに忙しくて、患者様のニードを考えて…ということを忘れてしまうこともあります。それは私の悪いところです。
患者のSOSに気付き早く対処してあげれる存在になりたいと思います。
今の私は患者様と喋ることが大好きになりました。唯一の息抜きになります。
患者一人一人ともっともっと向き合いたいって思いが強くなってきているので、
今の私の目標は訪問看護師になることです。
だからこそ、今は病棟で急変対応やアセスメント力を鍛えています。
看護師にはたくさんの働き方もあるので、
病棟ナースだけにこだわらず、
自分に合った働き方を考えて行けたらなって今は思ってます。
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