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素質に気づけば自分を活かす場所も見える

新年になると、「今年の抱負」や「今年の目標」を掲げる人も多い。そこで、今回は去年よりも自分をグレードアップさせたいと考えている人たちに、こんなところにも意識するとより自分を高みへ押し上げてくれるかもねという話をしてみようと思う。

「自分にはどんな強みがあるんだろうか」そう悩む人にとっても、ちょっとしたヒントになるかもしれない。

素質はすでに息づいている

人には、それぞれ素質がある。それは、自分にとって「当たり前」になっているものなので、意外と自分ではわかりづらい。それに気づくには、たくさんの人と関わってみることが一番手っ取り早い。だが、人付き合いが苦手な人もいるだろう。
そんなときは、幼少期から今に至るまでの自分を振り返ってみるといい。そうすれば、どこかの時点で一貫した"あるポイント"に気づくはずだ。

たとえば、私の場合。

■保育園時代
・遊ぶときは、常にグループを引っ張っていた。
・クラスで何かに取り組むときは、みんなを鼓舞する立場に指名されていた。

■小学校時代
・クラスのなかでも発言力が強かった。
・クラス委員や実行委員、生徒会でチームやグループを引っ張ることが多かった。
・母の勤務先の社長から、子供の家庭教師をお願いされて2年近く教えていた。
・海外から転入してきたクラスメイトの日本語習得のサポートを担任からお願いされた。
・他県から転入してきたクラスメイトのサポートを担任からお願いされた。

■中学校時代
・部活で部長に指名され、2年間部長を務めた。
・イベントごとではグループやチームを率いることが多かった。

■高校時代
・生徒会でチームやグループを引っ張ることが多かった。
・クラスでのイベントや決め事のまとめ役になることが多かった。
・アルバイト先では、新人教育係をしていた。

書き出せばキリがないのでこのへんにしておくが、幼少期から知らず知らずのうちに、リーダー的立場になることや誰かを指導・教育といった導く立場にいることが多かった。

つまり、私には(あまり自覚はないが)次の素質があるといえる。
・リーダーシップ
・複数の意見を上手くまとめる整理力
・相手の理解度に合わせた説明力(指導力)

一つ一つの事象だけで見れば、そんな経験もあったなーくらいで終わってしまう。けれど、点と点を繋げて見てみれば、自分の素質が見えてくる

素質とは、生まれつき持っている能力や性格の礎になる性質だ。自分の強みを知りたいなら、まずは自分の素質に気づくことも大切ではないだろうか。

素質は適材適所で活かしてこそ花になる

素質は、適切な場で活かされなければ、花咲くことはない。私のリーダーシップも整理力も、人がいてこそ活きる。人がいても、そこが発信できる場でなければ活かされない。

あなたの素質はどうだろうか?

素質を把握したなら、以下のポイントについて考えてみよう。
・どんな場所で活かせるか?
・どんな場面で活かせるか?
・どんなタイミングで活かせるか?

どんな素質にも長所と短所がある。私の素質も、使い方を誤れば「ただの煩い人」だ。場合によっては、チームを引っ掻き回すトラブルメーカーにもなりかねない。

華々しい素質なんてなくてもいい。「華々しい」なんて、相対的評価でしかないからだ。素質だけで見れば、その人個人にとって当たり前の持ち物だから、意外に感じることも多い。

大切なのは、自分がどんな素質を持っているのか?に気づくことだ。そして、それが活かされる場所・場面・タイミングが揃うことだ。これらによって、素質は強みに変わる。

強みが発揮できていないのだとしたら、場所・場面・タイミングのうちのどれかがズレているのだ。

素質を活かす条件を知れば、自ずと花は咲く

条件が揃えば、自分らしく過ごすだけであとは自然と花が咲く。もちろん、花が咲くためには土壌ができていなければならないし、成長のための養分も必要だ。だが、それらは自分らしく過ごしていれば、時間はかかってもちゃんと土壌が肥えて、芽が出る。

上記でいう自分らしさとは、普段通りに自分の能力を使うことだ。特別なことを何かしなければと考えるよりも、淡々と自分に対して愚直に生きる。大きなことを成し遂げたいなら、なおさらだ。


2020年という節目が、あなたにとって素晴らしい飛躍の年となりますように。
少しでも何かのヒントになったなら、嬉しいです。

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